5: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:51:51.05 ID:r1VERYna0
 「どうしたの? あ、ちょっと待ってね」 
  
 私はさっき「ちひゃー」と書かれた紙を見て、文字なら書けるのかもしれないと思い小さな紙切れを机の上に置い 
  
 た。 
6: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:52:27.51 ID:r1VERYna0
 「おねーちゃんはちひゃー……?」 
  
 正直、何の事なのかが全く理解できずに混乱しかけていた。 
 お姉ちゃん……つまり、私の事? 私が、ちひゃー? 
  
7: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:52:55.78 ID:r1VERYna0
 「ブンブン」 
  
 再びちひゃーが手を振っているのを見て、私は紙に何が書かれているのか覗き込む。すると―― 
  
 「おねーちゃんをちっちゃくしたのがちひゃー」 
8: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:53:32.14 ID:r1VERYna0
 「ぐぅ〜」 
  
 お腹の鳴るような音。 
  
 「もしかして、ちひゃーお腹空いてる?」 
9: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:54:05.33 ID:r1VERYna0
 ちひゃーは私の声に反応するようにして、机の端、私の近くまで歩いてくる。 
 こ、この流れで私の膝の上に乗ってくれたりしないかな……? 
  
 「ち、ちひゃー 私の膝の上……おいで?」 
  
10: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:54:33.48 ID:r1VERYna0
 「くっ! くっ! ぺしぺし」 
  
 ちひゃーが私の脚を叩き、クッキーを欲しがっているので早くあげる事に。 
  
 「ほら、あーんして?」 
11: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:55:00.69 ID:r1VERYna0
 「モグモグ」 
 「美味しい?」 
 「くっ!」 
  
 「もっと食べたいの?」 
12: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:55:27.77 ID:r1VERYna0
 「ちひゃー、眠いの?」 
 「くぅ〜 zzz」 
  
 既にちひゃーは半分寝ている状態だったので、私はそのままちひゃーを抱きかかえて横になる事に…… 
  
13: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:56:01.88 ID:r1VERYna0
 「おい、千早」 
 「ん……」 
  
 「千早、起きろ」 
 「プロデューサー……?」 
14: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/03(月) 17:56:32.36 ID:r1VERYna0
 「ち、ちがっ……! ちょっと外に出ててください。 すぐ行きますから……」 
 「早めにしてくれよ、もう夜だ」 
  
 随分長い間寝てしまっていたらしい……寝る前はお昼寝頃だったのに外は暗くなっていた。 
 全く私とした事が一体何をやっているんだか…… 
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