32: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/03(月) 23:58:07.64 ID:JjihbRFAO
 ゼノフォン「・・・。」 
  
 アンヘル「・・・。」 
  
 ゼノフォン「・・・。」 
33: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/03(月) 23:58:59.08 ID:JjihbRFAO
 アンヘル「・・・そうだな。」 
  
 ゼノフォン「コリーナと・・・」 
  
 アンヘル「・・・ソルムの敵討ちだ。」 
34: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:00:01.55 ID:LdHmvj4AO
 アンヘル「・・・。」 
  
 ゼノフォン「自他共に認める変人の私ではありますが、中身は人間なんですよ。」 
  
 アンヘル「・・・。」 
35: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:01:05.91 ID:LdHmvj4AO
 ゼノフォン「その上で貴男の〈装置〉・・・いや、〈立体機動装置〉はもっとも有効だと、私の開発者としての経験が訴えかけたんです。」 
  
 ゼノフォン「まぁ、そういう意味では打算ですね。コリーナの敵討ちという私の願望を叶えるために、貴男に協力した次第です。」 
  
 アンヘル「そうか。」 
36: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:02:07.68 ID:LdHmvj4AO
 アンヘル「・・・分かった。」 
  
 ゼノフォン「では、替刃運搬の件を詰めなければいけませんので、私はこれで失礼します。帰りは誰か手の空いてる者に送らせますよ。」スクッ 
  
 アンヘル「悪いな。頼むぜ。」 
37: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:05:22.11 ID:LdHmvj4AO
 ジャン「そんな経緯が・・・」 
  
 エルヴィン「まぁ、これは巨人との戦闘に役立つ知識ではないからな。座学では習わなかっただろう。」 
  
 ジャン「はい。」 
38: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:06:16.95 ID:LdHmvj4AO
 ジャン「い、いえ! とんでもない! 興味深いお話でした。ありがとうございます。」 
  
 エルヴィン「ふふふっ。まぁ、兎にも角にも、立体機動装置にはそういった先人達の魂が込められているんだ。我々は彼らの魂や絆を背負って巨人と戦っている。」 
  
 エルヴィン「その立体機動装置をこうも上手く扱える君は、やはり色んな意味では調査兵団に向いていると私は思っているんだよ。」 
39: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:07:35.41 ID:LdHmvj4AO
 エルヴィン「おっと、そんな話をしている内に、もうすっかり良い時間になってしまったな。」 
  
 ジャン「えっ? あ、本当ですね。」 
  
 エルヴィン「さぁ、今日はこの辺でお開きにしよう。私は部屋に戻る。君も風邪を引かないうちに戻りなさい。」 
40: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:08:48.96 ID:LdHmvj4AO
 ジャン(“誰々の死を無駄にしない”なんて、生き残った奴の不幸自慢だとばかり思ってたぜ。) 
  
 ジャン(でも、ようやく分かった。マルコ。俺はお前みたいな人間をこれ以上増やしたくないらしい。) 
  
 ジャン(この目に映る人を、もう誰も死なせなくないって。そして、俺にはその力があるって、お前が無責任に言いやがったばっかりにな。) 
41: ◆51UnYd7yHM[sage saga]
2013/06/04(火) 00:09:20.58 ID:LdHmvj4AO
 以上です。 
 ありがとうございました。 
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