過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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281: ◆DDBjj51DRA[sage saga]
2013/07/04(木) 20:09:08.25 ID:e43Do58R0

勿論最初は疑ったが、桜の証言は辻褄が合うし、なによりランサーがそういう事をするのは容易に想像できた。
もともとあいつはこのためだけに現界したのだとしても納得できる。
そして――――

「『どうです?球磨川さんがいかに恰好良かったか、理解していただけました?』」
「『ねえ先輩。球磨川さんはあんなに恰好良く私を救ってくれたんですよ?あなたが気付きもしなかったわたしの闇を綺麗に浄化してくれたんです!』」
「『凄いですよねぇ。ああいうのを本当の正義の味方っていうんじゃないですか?』」
「『いや流石にそれは暴論だとしても、わたしに取っては球磨川さんこそヒーローですよ。どっかの誰かさんとは比べるまでも無い!』」
「『ねえ、先輩♪』」

――――そして、桜さん大暴走である。
遠坂でさえ若干震えている。
僕と衛宮は殆ど死んでいると言ってもいい。
唯一アサシンだけが、

「まさに漢…!漢でござるなぁ……!!」

と、やけに感動し、ランサーを見直しまくっていたが。

「桜、俺が悪かった……。悪かったから、少しだけ休ませてくれませんか………」

「『え?別に休んじゃダメなんて一言も言ってませんけど?』」
「『勝手にどうぞ。わたしは一人になったって喋り続けますから。』」
「『まあ、ここは球磨川さんなら決して一人になんてしないでしょうけど?』」
「『一度、そういってくれたこともありますし。』」

「………ここに居ます。休むのは後でいいです…」

「そうか衛宮、じゃあ頼んだぜ。僕は先に休ませて貰―――」

「『兄さんは駄目です。』」
「『兄さんは後で先輩の数倍はなじるので、今のうちに精神を疲弊させておいてください。』」
「『球磨川さんが「無かったこと」にしてくれたとは言え……わたし、兄さんに受けた仕打ちを忘れたわけじゃありませんから。』」

殆ど死んでいるというか……むしろ死にたいくらいだった。







ここまで



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