過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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29: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/06/07(金) 20:10:31.02 ID:9nFTTN/A0

『鳳凰呼闘塊天』と『萬駆風林火山』には、ちょっとした差異――性能差がある。
どちらも傍目から見れば高速化であり、違いなど無いように思われるかも知れないが、その差異こそが勝負を分ける鍵となる可能性は、大いにあるのだ。
使用する本人には相手の利点が強く見え、自分の弱点が浮き彫りに見えるため、お互いに気付いてはいるのだろうが―――。


『萬駆風林火山』。
こちらは肉体的な機動力に特化した高速化である。
神経の反応速度は変わらず、そのため攻撃を繰り出す速度も大して向上しないが、――――駆ける速度はもはや残像すら作り上げる光速だ。
地上を光速で駆け抜けるくらいならば、まだその動きに対応できるかもしれないが――――それだけでは、勿論ない。
風林火山の真髄、それは―――――――――――「空中での光速移動、および方向転換」である。
つまり、虚空を視認できぬ速度で縦横無尽に駆け回るのだ。
とても常人で対応出来るようなものではないが、―――――たとえ達人であっても、その非常識すぎる動きにそう易々と対応できる筈もない。

対して『鳳凰呼闘塊天』。
こちらは機動に特化した風林火山に比べ、何か一つにおいてずば抜けた優位性が出るわけではない。
強化されるのは移動速度に加え、身体の駆動速度、反応速度、思考速度など戦闘に関するあらゆる全ての速度である。
つまり、すべての状況に対応できる万能の身体強化。
速度が増すことは力が増すことであり、速度が増すことは手数が増すこと。
速度というただ一点における全要素を向上させることが、結果として攻撃面での総合的なランクアップに繋がっている。
これは―――――実に効率がいい。
聖帝の拳に―――――――――――――――――防御は存在しないのだから。



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