過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/07/07(日) 20:20:02.08 ID:35YkPg2X0
柳洞寺[境内]
痩身痩躯、黒いスーツを纏った碧髪の男と、陰った表情の神父は柳洞寺に居た。
「あー、あのマイナス野郎死んだみてえだな」
「ほう。……しかしアヴェンジャー―――ランサーの消滅は聖杯に影響しないのだろう?」
「おう。あいつちゃんと元居た世界での自分の死亡を『なかったこと』にしたようだからな。いや、俺は結構心配だったんだぜ?」
彼は間桐桜に手を出さぬことを条件に聖杯の浄化―――つまりこの聖杯の座に留まる資格をなかったことにするように頼んでいのだが。
球磨川禊は天邪鬼なので、約束を守らない可能性は大いにあった。
しかし彼は、意外にも約束を守ったようだ。これで汚染は免れる。
そうすれば、球磨川禊という英霊は最初からいなかったことになるのだから。
「まあ、そのせいで聖杯が不完全になっちまうかも知れなかったがな。負完全よかマシだろ。――――それに…」
「セイバー、か」
――――正確には、セイバーの魂だ。
いや、より正確にいうならば―――それは、心である。
彼らは、というかこれは現時点では本人すら知らないことだが、セイバーの中には――二人分の心が息巻いている。
キーブレードの二刀流という離れ業を行うことが出来るのも、その恩恵に他ならない。
その心が敵である彼らの救いとなる可能性があるというのは、なんとも皮肉な話だが――。
「セイバーが強靭な魂の持ち主でマジ助かったぜ。それでマイナス野郎の分の魂を補って、完全な聖杯を手に入れることができる」
「現在でも、聖杯の機能の一部は覚醒しているのだろう?膨大な魔力が流出しているはずだが」
「まあな。そっちは『アレ』の覚醒を促すために使ってるぜ。『アレ』は宝具としては一応持っちゃいたが、あまりにも燃費悪すぎてこうでもしなきゃ使えねぇしよお」
「そうか。本物が見れるのは、これで三人目だな……」
「ヒャハハ!お前の愉悦って割とショボいよな!まあなんだって良い、しかと見とけよ!」
「ああ、期待しているぞ。――――宝具、『蒼の継承者』。―――――μ-12の現界を」
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