過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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332: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/10(水) 21:22:10.92 ID:MZh5sDOy0

衛宮邸[居間]



「……うう、風呂上りでも寒いな……。ホットコーヒーでも淹れ――――」

「『あ、兄さん。丁度良かった。いま夜食が出来たところなんですよ。』」

「―――――あ、ああそう。じゃあ、い、頂くよ」

現在、僕は桜にビビッている。
この場にアサシンや遠坂がいなくて助かった。
変な見栄を張るのも最小限に抑えられるだろう。
いまの受け答えも、アサシンが居た場合なら「仕方ないから貰っといてやるよ」といった調子になっていた。
そんな態度で今の桜に接するのは自殺に近い。

「『あ、ホントですか?』」
「『てっきり食べないかと。』」

「…な、なんだよ。食わせたくないなら別にいいんだぞ」

「『いえいえ、食べさせたくないとかでは無くてですね。ちょっと意外だったので。』」
「『食べてくれるなら当然ウェルカムですよ。わたしがそう仕向けたわけですし。』」
「『じゃあ準備しますね。座るなり廊下に立ってるなりお好きにどうぞ。』」

それは暗に廊下に立っていろと言っているのか。
こいつ絶対僕のこと許してないだろ。

「……座って待ってるよ」

僕は卓袱台(このサイズでもこう呼ぶのだろうか)の上座に腰を落とし、準備とやらを待つ。
準備とやら、とは順当にかんがえれば盛り付けだろうが、何をするか読めないという点ではランサーにも匹敵する今の桜だ。
何をしているか知れたものではない。
……蟲とかぶち込んでるんじゃないだろうな。

「『はーい!桜ちゃん特製、混沌おでんー!』」

「……えぇぇ……」

もう名前から食欲が失せまくっているのだが、食う言ったと手前、後には引けない。
…帰ってレトルトのカレーが食いたい……。




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