過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[saga]
2013/07/28(日) 11:53:21.06 ID:YRfuqrEr0
「――――――――――『投影、開始』――――」
魔力を集める。
全身の魔術回路が焼けきれるかのようにフル稼働し、魔力が稲妻のように駆け巡る。
脳を無理矢理に回転させ―――――
心臓を滅茶苦茶に刻み―――
視覚で剣を描く。
真上の空間に収束する魔力。
その力は、今し方この場所で解き放たれた暴力と同質のもの。
「――――――――ッ!―――まさか、テメェ!!」
それは聖なる力、神を討つ聖剣。
ただの人間には身に余る力。
巨大にして強力。
星を穿つ砲を相殺したその剣の名は――――
「――――――――『神殺し、の――――』………――――」
――――――収束したはずの魔力が、光の欠片になって散る。
現在の衛宮士郎では、扱えない力。
少々、駆け足過ぎたのだ。ここまで来れたのだって、それこそ奇跡なのだから。
彼は、連続して奇跡を起こせる選ばれたものでは無かったのだろう。
衛宮士郎は、糸が切れた人形のように崩れ落ちる。
「『衛宮士郎』の意識レベル低下。昏睡状態」
「……この野郎、脅かしやがって…『神殺しの剣』なんざ投影されたら、堪ったモンじゃねェぞ……」
ハザマは考えを改める。
衛宮士郎について、判断を変える。
「放っといてもいいかと思ったが―――――――やっぱ殺すか」
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