過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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471: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/28(日) 11:52:53.06 ID:YRfuqrEr0

柳洞寺[石段]


「対象、『弓兵』の消滅を確認」

石段の上。先刻までアーチャーが居たその場所には、解き放たれた魔力の渦が只々逆巻くのみ。
完善の英霊。
甘すぎたその信念を――――甘いままに貫こうとした破綻者。
聖杯戦争における彼の結末は、その信念に共感してくれる相棒とともに―――異なる世界の人類を守るという、実に彼らしいものだった。
結局彼はこの戦争で一騎のサーヴァントすら撃ち破ってはいない。
サーヴァントとしては、落第だ。
だけどそれは、彼の信念を鑑みるならば当然のこと。
そして、衛宮士郎のサーヴァントであるならば、さして意外でもない。
これは仮定の話だが―――――――彼の願いは、ある意味で叶えられたのではないだろうか。

「クサナギ。終わったんならさっさと来いっつーの。こっちは殆ど死に体なんだよ」

痩身の男が少女に話かける。
少女は間髪入れず即答した。

「了解。追従します」

ここから去る。
二人が去る。
なんの目的で、衛宮士郎に止めも刺さず――――――

「アサシンは根性だけのアホだが、セイバーがウゼェ。暇がありゃ回復魔術で元通り。アレは手に負えねーわ。お前が止め刺せ」

「了解。セイバーとアサシンの…――――――――『衛宮士郎』の意識レベル上昇」

「……は?」

「戦闘の意思が見受けられます。警戒態勢に移行」




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