過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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486: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/30(火) 20:56:18.33 ID:G1BVK8HX0

「やったか!?」

「そんなわけないでしょ!あんな程度で死ぬくらいなら聖杯戦争を生き残るなんて無理よ!」

遠坂の言う通りだった。
池に落とされてずぶ濡れのため、先ほどより動きは鈍いが―――言峰は痛みを感じていないように見える。
あれだけの魔術の雨を、まさか防ぎきったとでもいうのか。

「腕を上げたな凛、見事な連撃だ。しかし詰めが甘い。狙うのなら私ではなく私の落下地点にすべきだった」

言峰が両手の黒鍵を構える。
爪のように構えたそれを、左右とも逆の脇腹付近に持って行き―――

「慎二、伏せて!!」

「ぬぐおお!?」

僕は突然、遠坂に頭を掴まれ地面に叩き着けられた。
強化が掛かってる叩き着けなので、相当痛い。
しかし、痛いくらいで済んで良かったというべきか。
―――僕の頭部があった空間を、薄い刃が通過していった。

「あの野郎、概念武装を投げやがった!!正気か!?」

「違うわ慎二、アレはもともと投擲武器!しかも柄さえあれば何度でも作成可能よ!」

「なんだよそれ!代行者の礼装は無茶苦茶だなオイ!!」

「一応、由緒正しき礼装なのだがな」

僕は遠坂に引っ張り起こされ、その場で構える。
聖杯もあるので僕たちはここから離れたく無いし、言峰だってそれは同じだろう。
だから茂みの中だ。
山中と認識されるであろうこの場所なら、良くも悪くも邪魔が入ることは無い。
アサシンやセイバーの加勢が期待できないのは痛いが、ハザマが乱入出来ないというのは大きいだろう。
だからこいつは、二人だけで倒すしかないのだ。



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