過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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487: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/07/30(火) 20:56:46.94 ID:G1BVK8HX0

言峰が茂みの中に入ってくる。
僕の思惑に感付いているのか、それとも感付いていないのか。それはわからない。
だが、たとえ感付かれていようがどうでもよかった。
状況が整うだけで、十分。

「良いのか?私をここまで近寄らせては、危険だろう」

「それはこっちの台詞よ。迂闊に近づいてきて後悔しても知らないから」

「ふむ。それは怖いな。―――――――ならば、近づくのはここまでしよう」

「――っ!」

茂みの端から繰り出される、黒鍵の投擲。
これは―――――良くない。
言峰が茂みに入ってすぐに歩を止めてしまっては、ハザマが言峰を見つけてしまう可能性がある。
そうなったら、茂みの外から繰り出されるアンカーで僕達は一方的に消耗していくだろう。
遠坂がいらない牽制をするから状況がいまいち微妙に停滞してしまった。
どうにかして、あのエセ神父をこちらに引きずり込む手段は無いだろうか……。

「ってうおお!?危ねえ死ぬかと思った!!」

まずい。まずい、まずいまずい!
黒鍵は僕の方まで狙ってくる。
今の一撃は僕の頬を掠めていた。
遠坂は肉体強化でなんとか凌いでいるが、僕は地面に這いつくばりながら転がるくらいしか出来ない。

「ふざけるな遠坂!!お前、この状況どうしてくれるん―――ひいい!!見ろ!今僕黒鍵喰らって死にかけただろうが!はやく何とかしろおお!!」

「いま考えてるから静かにしなさい!て言うか、人に頼りきっておいて文句言うな!!」




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