過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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604: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/08/09(金) 21:46:32.78 ID:xPkPEBzA0

柳洞寺[干上がった池]


「慎二殿おお!無事でござるか!?」

アサシンが到着した頃には僕の魔力酔いもすっかり抜け、気分を除けば万全の状態だった。
セイバーのおかげか、アサシンにも目立った外傷は無い。

「アサシン、良くやった。それでこそ僕のサーヴァントだよ」

「いやいやぁ〜、褒めても何も出ないでござるよ〜?」

上機嫌だな……。
技を綺麗に決められて嬉しかったのだろうか。
僕が人を殺してナイーブになっているというのに、相変わらず空気の読めないやつだ。

「ところで、衛宮はどうしてるの?…まさか……」

「あいや、大丈夫でござる。しっかり生きているでござるよ。現在は寺の一室で眠っているはずでござる」

……ま、心配はしてなかったけどね。
さて、これからどうしようか。
衛宮のアーチャーは消滅し、本人は現在気絶中。
遠坂とセイバーは健在だ。主従共に疲労度は僕達と同じようなもので、残る令呪も一画ずつ。
となると、聖杯を手に入れるのはどちらになるのだろう。
向こうは向こうで何か話をしているみたいだし、それが終わるまで待ってやるか。

―――――――――――――――――――――――――――――――

「リン。聖杯の権だけど、シンジとアサシンに譲ってあげることは出来ないか?」

「…?……どういうことよ。あなたには、探さなくちゃならない人がいるでしょ?」

「…人探しなんて、自分でするよ。それに、コトミネを倒したのもハザマを倒したのも、あの二人だろ?」

「う……確かに、そうだけど………でも、綺礼の件は手柄を横取りされただけでしょう?」

「コトミネの攻撃がリンに向かないように気を使ったんじゃないか?シンジ、殺したこと後悔してるし」

「『これで僕も、立派な人殺しってわけだ』、だったかしら……。変なところで卑屈よね、あいつ」

「………駄目かな?」

「――――――…はぁ、わかったわ。いくら慎二でも、ここまで来たらイリヤを助けるでしょ。勝利の栄冠くらい、譲ってやるわよ」




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