過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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605: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/08/09(金) 21:47:17.82 ID:xPkPEBzA0

「慎二、アサシン。ちょっといいかしら」

良く通る声で、遠坂が僕達を呼んだ。
相手は遠坂だ。戦闘になる可能性も十分にある。

「……アサシン。一応だが、警戒はしておけよ。遠坂だってあくまで魔術師だからな」

「承知でござる。……勝負となったらセイバー殿が相手でも、全力でお相手致す所存でござるよ」

歩幅を意識しながら、不自然さが出ない程度にゆっくりと近づく。
僕もアサシンも肉体的には殆ど万全だが、精神的には結構きているのだ。
それで遠坂を相手取るとか、正直普通に面倒なんだけど……

「なんだよ、僕に用事か?手短に済ませよ?」

「聖杯のことよ」

いきなり本題かよ……。こいつの性格、もっと曲がってなかったっけ?

「ああ、聖杯のことね。全く、これだから魔術師は…。いいよわかった。ただしマスター狙いはお互いに無しな?正々堂々の勝負ならアサシンも受けて立つって―――」

「え、ちょっと待ちなさい違うわよ。わたしたちは、あんたたちに聖杯を譲るって言おうとしたのだけど……」

「はいはい、譲るのね。OKOK。じゃあアサシン、僕の前に出て構え―――――――――――は?……譲る?…お前が、僕に…?……聖杯を?」

「――――…ぬお?おおう?……凛殿、本気で言っているのでござるか…?」

遠坂はセイバーの方を睨みつけた後、顔を真っ赤にしてこっちを怒鳴りつけてきた。

「……最後に片を付けたのはあなたたちだし当然でしょ!いいから黙って受け取る!反論の余地はないわ!」

こいつ、照れてやがる……!




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