過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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619: ◆DDBjj51DRA[saga sage]
2013/08/10(土) 21:41:47.32 ID:uljKAV+G0

「――――――――――――――お、おい。アサシン、お前――」

「はっはっは!いやぁ良く考えたら、祖国の復興は後の世代の者達にしっかりと任せてきたのでござった!ここで拙者がそれを叶えるのは無粋でござろう?」

だからって…!
だからって何も、僕のために使わなくても…―――!

「慎二殿が他人に施すために願いを消費したのでござる、拙者だけ私利私欲で動くのは卑怯ではござらんか!それに、短い間とは言え主であった慎二殿に忠を尽くすのは、忍として当然の事!」

「と、当然なんかじゃない…!願いを叶える権利は、お前がサーヴァントとして戦った報酬なんだぞ!?こんなの、契約不履行だろ!」

「最初こそ、そういう約束で呼ばれたわけでござるが―――今となっては、もう関係はござらん。拙者は、拙者の意思で慎二殿に従ってきたのでござる」

「……アサシン――――――――――」

「これが拙者にとっての報酬でござる。主に尽くすこと、それはイカルガ男児の誉れであり、誇り。主は黙って、忠を受け取るものでござるよ」

快活な笑み。
アサシンはきっと、本心で言っている。
僕は――そこまでされるようなことをしただろうか。
―――いや、違うか。そうじゃなくて――
僕はこれからも、こいつに恥じない生き方をしていかなくちゃならないんだ。

「――――……ふん!勝手にしろ!後悔したってしらないからな!」

「はっはっは!そのようなこと、拙者に限ってはござらんよ!後悔など、している暇はないのでござる!」




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