過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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664: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/08/12(月) 20:57:50.10 ID:iMbHU6zP0

冬木市[道路]


「『〜♪〜♪』」

深夜の道路を、スキップで進む。
片手に週刊少年ジャンプを入れたビニール袋を提げた、スウェットにサンダル姿のわたし。
ここまでは普通の女子だ。いや、近所のコンビニに、しかも深夜に行くのだから、スウェットにサンダルでも普通だと思う。
胸の螺子と白髪だけはどうしようもなく異常だが、これだって、まさか本当に突き刺さっているとはだれも考えないだろう。
ちょっと奇天烈なファッションセンスをお持ちの方だと思われるだけだ。
こんな変な格好の人に、まさか不審者も声を掛けてはこないだろう。
なので、堂々としたものだ。

「『見開くは〜こ〜がね色の両〜がっん〜♪額には〜ふ〜たえ〜に決意のあっかしぃ〜♪』」

「おお!これはこれは!ないすばでぇのうら若き女子がこの真夜中に一人で歩いておった故、注意しようと近づいてみれば、お主はさ」――逃げた。割と全力で。

後ろから声を掛けられたので姿は見えなかったが、声は男で、完全に不審者だった。
怖い怖い怖い。
いまのわたしでは対抗する術が全くない。
少し前なら、容赦なく影の餌食にしていたのに…!
どうやら追ってくる気はないようだが、しかし念には念を。
家まで体力が持つか不安だが、それでも、やるしかない。



「くら殿ではござらんか!いやぁ長らくご無沙汰でござった!此度は何故かもう一度この世界に現界したゆえ、挨拶に伺おうと――――
―――って、なぜ振り返りもせずに全力で逃げるのでござるか!?拙者でござるよ!正義の咎追い、獅子神萬駆でござる!怪しいものではござらんよおおお!!?」





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