過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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746: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/08/21(水) 20:27:58.07 ID:m4JKCLtB0

灰色が言う。

「ソレガオ前ノえごカ?」

『―――ほう。貴様は、言語を繰れるのだな』

「馬鹿ニスルナ。―――アノ魔術師ハ酔狂デナ。アル程度忠実ニ再現シナケレバ気ガ済マンラシイ」

『ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン。貴様の産みの親なら、クズキが殺しに向かったが』

「アンナ爺ハドウデモイイ。オ前、さーう゛ぁんとダナ?聖杯無キ今、ナゼアノ男ニ従ウ?」

『従う?何を言うかと思えば。私は誰にも従わんさ』

「矛盾シタ答エダ。ナラバ、アノ男ハ何ダト言ウノダ!」

『あの男は―――――私の、理解者だ』

「理由ハワカラナイガ、オ前ヲ殴リタクナッタ。――――■■■■■■■■■■■―――!!!」

突然言葉を切った灰色は、大きく腕を振るう。
キャスターを床ごと一階に叩き下ろすかのような一撃は、しかしキャスターを掠めもしない。
テレポートで後ろを取ったキャスターは、念力で灰色の巨躯を浮かす。

『こんな物か。期待外れだな。貴様の本体は、物理法則さえ捻じ曲げる怪力だったぞ?念くらい、防げぬものか?』

「■■■■■■■■■■―――!!■■■■■■■■■■■―――――!!!」

重力を消されながらも、空中で足掻く灰色。
キャスターはそれを眺めていても良かったのだが、しかしこうして実体化していられるのにも制限がある。
攻め手を緩める意味は無い。

『そう足掻くな。今、楽にしてやる』

キャスターが腕を下に振る。
それに合わせて浮いていた灰色の巨体も、地に落ちた。
いや、堕ちた、と言うべきか。
灰色が叩き着けられた衝撃によって、一階跡形も無くが吹き飛んで――――城の二階が一階へと差し替わるほどだったのだから。







ここまで。



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