過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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◆DDBjj51DRA
[sage]
2013/08/26(月) 21:53:08.48 ID:Lpkz/jfM0
間桐邸[リビング]
「お待たせしましたアサシンさん!はい、どうぞ♪」
「――――――――――――――――――へ?」
アサシンが見た者は、明らかに鍋では無かった。
というか、只の泡だ。机の上に、泡の塊が置かれた。
「さ、桜殿……?な、鍋は…?」
「これです♪」
これです♪と言われた所で、そこにアサシンが鍋と認識できるものは無かった。
よもやこの女子、狂ったのではあるまいななどと考えもしたが、泡をよくよく見てみると―――
「―――あ。…た、確かに…鍋はあるようでござるが……」
これは、しかし泡の中に鍋があるといった感じだ。
ほとんど泡が本体。
「さ、桜殿……?拙者は、これをどうやって食えばいいのでござろうか…?」
「口に入れて、でしょうね♪」
いやいや、でしょうね♪ではなく……。
そもそも泡は食べれるものでは無いような気がする。
一応、箸で泡を掴もうとするが、勿論意味は無かった。
「いや桜殿……これは絶対におかしいとおもうのでござるよ…お主ともあろうものが、このようなモノを料理などと――――」
「なんですか?球磨川さんの選んだ食材を馬鹿にするつもりですか?」
やっぱりあの男が元凶でござったかあー!!!と心の中で叫んだところで状況は変わらない。
主にも、『頼む』と言われてしまったし……―――――――。
「ぐぬぬぅぅ…!!―――拙者はぁ……拙者はぁぁ……!!!」
参るうううううううううううううう!!!!!
と叫んだ直後、大量の泡を吸い込むように口にしたアサシンは、こう思った。
あ。鍋として見なければ、これ結構おいしいかも知れないでござる。――――と。
「『え!?こんなオチかよ!』」
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