1: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:25:41.31 ID:Dq758qPh0
物語シリーズのファイヤーシスターズ物です。
前スレ達
暦「火憐ちゃん、ごめん」
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暦「月火ちゃん、ありがとう」
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月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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火憐ちゃんの話と月火ちゃんの話で二本予定。
一応、1スレで二本完結予定となっております。
時系列的には、十二月〜一月のお話となります。
パラレルワールド的に捉えて頂けると、助かります。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:27:45.77 ID:Dq758qPh0
それでは、あらすじ投下します。
3: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:28:47.65 ID:Dq758qPh0
前は確か、兄ちゃんと月火ちゃんが頑張ってる話だったっけ。
いやまあ、あたしもあたしで頑張ったんだけどさ。 こうして語るのは初めてだから、結構緊張するよなー。 やっぱり。
つっても、始まったら始まったでなんとかなるだろうし、勢い良くやってれば大丈夫だろ、多分。
4: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:29:14.85 ID:Dq758qPh0
十二月の始め。 あたしが経験した話だ。
あたしも飽きっぽいからなぁ。 ってな訳で、兄ちゃんとは交代しながらやっていこうかな。
つっても、まあ。
5: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:29:47.07 ID:Dq758qPh0
今から話す物語は、あたしが望んだ物では無い。
絶対に、それだけは言える。
大抵の物なら、戦っても負けはしないけど。
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/05(水) 14:30:08.12 ID:w8bBbpzd0
のりりぎさん!
7: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:30:12.49 ID:Dq758qPh0
で、あの詐欺師でも無いとすると誰かって話だけど。
えーっと、なんだっけ。 夏休みに神原さんを紹介してもらった時に会った人。
名前は確か、影縫なんちゃらって言ったかな?
8: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:30:38.40 ID:Dq758qPh0
だとすると。
あたしが唯一勝てないと思う相手。
まあ、つまりは兄ちゃんだ。
9: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:31:06.28 ID:Dq758qPh0
だから今から語ろう。
あたしと、兄ちゃんの話になるのかな。
絶対的に強い兄ちゃんと。
10: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:31:33.35 ID:Dq758qPh0
まず、月火ちゃんには勝とうとも思わないんだけどな。
で、そうだ。
確か最初、こんな月火ちゃんの言葉から、この話は始まるんだ。
11: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:33:11.40 ID:Dq758qPh0
「火憐ちゃんって、ホントウニジャマダヨネ」
って、月火ちゃんは兄ちゃんにそう言ったんだ。
ああ、言葉がうまく理解できていなかった。
12: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:34:59.92 ID:Dq758qPh0
始まったっつうよりは、終わっていったって感じかなぁ。
ま良いや、そろそろ物語を始めよう。 結局兄ちゃんみたいにぐだぐだと長くなっちまったよ。
まずはその前日の話から、順を追って話していこう。
13: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:35:42.37 ID:Dq758qPh0
以上、あらすじとなります。
続いて第一話、投下します。
14: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:36:35.01 ID:Dq758qPh0
十二月十四日、夜。
暦「なあなあ、火憐ちゃん」
火憐「んー?」
15: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:37:23.66 ID:Dq758qPh0
あー。 だけど、あたしも月火ちゃんも兄ちゃんに対して壁を作ってた感じはするよな。 踏み込んできたのは兄ちゃんで、変わったとするならばこの前の夏休み……いや、あれは仲良くなっただけだから、正確に言えば春休みだっけか?
夏休みはあたし自身、月火ちゃんと兄ちゃんの間で何かあったんじゃないかとは思っているんだけど、まあどうだかな。
それよりも、あるとしたなら春休み……かなぁ。
16: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:37:58.87 ID:Dq758qPh0
それが少し、ぶっちゃけると怖くもあったんだけど、それでも夏休みにあたしがヘマをした詐欺師の一件。 あの時の事で、そんなのは杞憂だと分かった。
兄ちゃんは、兄ちゃんだ。
だけどそんな兄ちゃんも、不安定な時があった。
17: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:38:25.80 ID:Dq758qPh0
ちょくちょく自分探しの旅をする兄ちゃんだけども、それでもあたしの兄なんだから。
……自分探しねぇ。
なんつうか、そんなので本当に自分を見つけられるのかって思うんだけどな。 あたしは。
18: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:38:56.79 ID:Dq758qPh0
火憐「兄ちゃん、他人探しの旅に行こうぜ!」
暦「いきなり何だよ。 まだ何の話もしていないのに、何で自信たっぷりに発言してんだ」
火憐「あん? 兄ちゃん旅に行くんじゃなかったのか?」
19: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:40:00.53 ID:Dq758qPh0
暦「何一人で納得してんだ。 つうか、他人探しの旅ってそれ人探しをしているだけじゃん」
火憐「……そう言われればそうだな。 さすがは兄ちゃんだ」
あたしの気付かない事に気付くなんて、やるじゃねえか。
20: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:40:55.41 ID:Dq758qPh0
火憐「え? こんな時間に?」
あたしの体内時計が狂っていたのかな? と思い、時計を確認。
時計の針は、九時を示している。
21: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/05(水) 14:41:43.69 ID:Dq758qPh0
ふうん。
まあ、兄ちゃんが夜に出掛けるのは無い事でも無いし、詮索はやめとくか。 聞かないでくれっていう、雰囲気を感じるし。
火憐「んー」
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