過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 22:56:25.61 ID:9xk72eM00
ユミルが飛び起きて二段目のベッドの底に頭をぶつけていた。私は近づいて、頭を抱える彼女の胸ぐらを掴んだ。


「何が、世界が違うだバカ野郎! じゃあ、こうやって同じ所で寝てご飯食べてるのは、全部偽りなの? 違うよね?」

「ば、そんな単純なもんじゃねえんだよ……」

「私にとっては単純だもん!」

「だもんって……」

「ユミルが言いたいこと言って逃げるなら、私だって考えがあるよ……」

「な、何だよ」

「……ユミルがいる世界に私も行く」


彼女はきょとんとして、それから少し笑った。


「無理」

「なんで……即答するのよ」

「……物理的に不可能」

「じゃあユミルはどうやってそっち側になっちゃたの?」

「そっちって……」

「だって、そっちかこっちかでしょ……ダメなら、ユミルがこっちに来てよ」

「行きたいさ……できるもんなら」

「私もユミルも同じところに向かえばいいじゃない……そうでしょ?」

「でかい隔たりがあるんだよ真ん中に。それこそウォールみたいな……」

「……えい」



ポクッ――



「あだッ……おま」


私はユミルに馬乗りになった。ほとんど本能のままだった。したいから、そうした。
何も考えてはいなかった。ユミルも抵抗の色は見せなかった。



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