過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/23(日) 19:33:08.11 ID:KiAtpIgO0
夢を見ていたのだろうか。どこからが夢だったのか。
全身が焼けるような痛みを思い出していた。背中にどっと疲労が降りかかる。


「死んでなくて良かったですッ……クリスタにまでいなくなられたら……」


いつの間にか、サシャの顔は涙と鼻水に塗れていた。最後まで言い切らずに、彼女は顔を背け、ぐずぐずと鼻をすする。


「までって……?」

「あの……その……」


口元を開きかけたが、


「……あのッ」


溢れ出す涙で、うまく喋れないようだった。ぼたぼたと大粒の水滴がシーツを瞬く間に濡らしていった。


「ユミルは……反逆罪で……私……私バカだから……上手い言い訳が考えられなくて……ッず、ずびばぜんッ……ぅッ」

「ユミルが……なに?」


サシャはまた何度か謝って、私の瞳をのぞいた。口もとを震わせて、絞り出すように言った。


「……死刑……が宣告されて」


激しい動悸が胸を襲う。意識が遠のきそうになった。


「いや、どうして!?……だって、私が手引きしたも同然なのに……」

「クリスタ……しッ……ユミルは私たちを……いえ、クリスタ……あなたを守るために……この手段を選んだんです……そ、それと彼女はまだ生きていますッ」




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