過去ログ - ほむら「……革命家の魔法少女?」
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28:1[saga]
2013/06/08(土) 09:26:06.82 ID:rjQebztw0
佐倉杏子は考える。
眼の前には、サブマシンガンを構えた魔法少女が一人。
ここは狭い室内で、得物の槍を使うには余りにも狭すぎる。
しかし目前の敵の懐へと一直線に飛び込みつつ、
槍を突き出すフォームそのままに生みだすならば、
敵が引き金を引くよりも速く、その心臓を貫き徹す事は充分に可能だろう。
杏子は自分の速さには自信があったし、槍の間合いは極めて長い。
流石に銃弾を避ける事は叶わないが、しかし引き金を引く速さに勝ることならば、
自分には充分に出来るという確信が彼女にはあった。
伊達に長く、一匹狼の魔法少女として生き残って来た訳ではないのだ。
杏子「(しかも、今のアタシには『ゆま』がいる)」
こういう事態を想定していた訳ではないが、
結果として部屋の外に残して来たゆまは格好の伏兵になっている。
ゆまにテレパシーで来るように言えば、彼女は即座に変身し、スッ飛んでくるだろう。
無論、テレパシーをこの場で使えば、目の前の軍服女郎にも聞こえるだろうが――
杏子「(だとすりゃコイツの注意も一瞬、部屋の外のゆまに向く)」
――聞いたが為に、必然的に注意がそれる。
その瞬間に、最大速度で突っ込みつつの槍の一突き!
つまり、万が一戦闘になっても勝算は充分にあると、杏子は考える。
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