過去ログ - ほむら「……革命家の魔法少女?」
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67:[saga]
2013/06/10(月) 09:21:34.58 ID:gNLa+ZoA0

ゆまはちょっと驚いた表情を作った。
杏子はゆまを良くも悪くも子ども扱いしていて、
こういう風に意見を求めて来るのは珍しい事だった。

ゆま「(えっと……えっと……)」

予期せぬ問いにどぎまぎしつつ、ゆまは必死に答えを考えた。
ゆまは『役立たず』と言われて育った。
そんな彼女にとって、誰かに、特に杏子に役立たずと思われる事は、考えたくも無い恐怖だった。
――ちゃんと考えて答えなければ、と思う。

ゆま「うーんと、えっと、えっと……」

“大佐”を名乗る、あの少女。
ゆまのこれまでの人生においては、見た事の無いタイプの人間であった。

年頃は杏子とそう変わらない筈なのに、まるで大人の女性を前にしているような感じを抱いた。
声はややハスキーで、口調も口調であるから、その点は男っぽいと思った。
外国に行った経験など無いし、外国人に知り合いなどいないが何故か、“大佐”からは異人の様な雰囲気を感じた。
南国の、甘い香りがしたような気がした。

しかしこうした印象以上に、ゆまの心を捉えて離さないモノを、“大佐”は持っていた。



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