過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:28:13.81 ID:OuuBTHni0
「つーか話逸れ過ぎだろ、何の話してたんだよ、今まで」
「え? 小町のお姉ちゃん候補の吟味をしてたんでしょ?」
「違う、俺の数学のテスト対策の話してただろ」
「あ、そうだったそうだった、すっかり忘れちゃってたよ、てへり」
以下略
503
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:35:18.89 ID:OuuBTHni0
「つーことで話は終わりな」
「いやいや、終わってないよ? というか始まってさえなかったじゃん」
「始めんでいいだろ。気にするなって、最終的には黙って俺が我慢すればそれで丸く収まる話だし」
「何で良い話風に締めようとしてんの? 何も解決してないし。じゃなくて、お小遣い減らされちゃったら大変だよ、小町も困るよ」
以下略
504
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:41:10.85 ID:OuuBTHni0
「まぁ俺の小遣いはさておき、今更数学の勉強とかやってられねぇし、まずできるとも思えんし」
「だから誰かに教えてもらうとか――」
「待て、話がループしようとしてる」
「我儘だなぁもー。とにかく!」
以下略
505
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:46:35.48 ID:OuuBTHni0
「雪乃さんか誰かに教えてもらうか、お兄ちゃんが一人寂しく真面目に勉強するか、どっちかだよ! ちなみに最初のを選んだら小町ポイント三倍だから超お勧め!」
「いらんから。ていうか何? 俺が数学勉強するのは確定なの?」
「Exactly!」
「何でそこだけ無駄にネイティブっぽいんだよ、日本語で喋れ日本語で」
以下略
506
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:50:38.82 ID:OuuBTHni0
「いやだって数学とか俺には必要ないしさ。やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら後回し。それが俺の信条なんだよ」
「ダメダメじゃん!」
小町は、ぱしんとおでこに手をやって大げさに嘆く。
以下略
507
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:54:53.49 ID:OuuBTHni0
生温く見守る俺の目の前で、小町はやれやれと肩を竦めてから、気を取り直すように俺にもう一度向き直る。
まだ折れないのか。全く、変なところで根性があるというか。
相手をするに吝かじゃないけど、そろそろ諦めてくれてもいいのに。
以下略
508
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/11(日) 23:59:37.41 ID:OuuBTHni0
小町は、眉根を寄せつつ口を尖らせる。
拗ねた声と不満げな表情。
結局のところ、こいつは小遣いがどうとか以上に俺の評判の方を気にしてたってことか。
そんなことを言われてしまうと、どうにも否定の言葉が言い難くなっちまうだろうが。
以下略
509
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/12(月) 00:03:50.84 ID:SPW+jQqi0
「分かったよ、分かった。じゃあとりあえずテスト勉強はちゃんとやるよ、参考書買ってきて。それでいいだろ?」
「さっすがお兄ちゃん! 分かってくれると思ってた! 愛してるよー!」
「はいはい、俺も愛してる愛してる」
「わぁお、感情こもってなーい」
以下略
510
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/12(月) 00:07:25.67 ID:SPW+jQqi0
「じゃ、行こっか」
「は?」
ぼんやりと阿呆なことを考えていると、小町がすっと俺へと手を差し出してくる。
以下略
511
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/08/12(月) 00:11:39.93 ID:SPW+jQqi0
「だから、参考書買うんでしょ? 小町と一緒に行こ。思い立ったが何とかだよ」
「吉日な、そのくらい覚えとけよ」
「そうそう、それそれ。いいじゃん意味通じてるんだから。とにかく今日から勉強する為にも、今から買いに行こうよ」
「えー?」
以下略
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