過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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559: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 00:57:51.74 ID:nxIYfuOa0

 しどろもどろな言い回し。あぁ材木座のヤツ、完全に素に戻ってやがる。
相変わらず女子に詰め寄られるのに弱いよな、こいつ。
俺? 俺はそもそも女子に詰め寄られること自体ないから、弱いとか強いとかもない。ぼっちマジ最強。

以下略



560: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:01:24.59 ID:nxIYfuOa0

「もぅ、何さお兄ちゃんてば、先週陽乃さんに呼ばれた後にちゃっかり雪乃さんとデートしてたんだぁ。なーんだ、陽乃さんに散々おちょくられただけとか言ってたけど、やることちゃんとやってんじゃん、照れ隠しだったのかこのこのぉ」
「待て小町、その言い方は語弊があるぞ。デートじゃないから。全然デートでも何でもないから。単にあれだ、あの時陽乃さんが雪ノ下のヤツをその場に呼んでて、それから色々あって陽乃さんが帰っちゃったから、代わりに買い物に道案内役としてついてっただけでだな」
「誤魔化さなくていいって。それよりお兄ちゃん名前名前、ちゃんと雪乃って呼ばなきゃ、でしょ?」
「誰がこんなとこで――」
以下略



561: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:06:27.66 ID:nxIYfuOa0

「な、何だよ材木座、驚かせんなよな」
「は、八幡! 貴様どうせいつも通り一方通行だろうと思っていたら、いつの間に我を差し置いてそんな女子と名前で呼び合うなどというけしからん関係に!? 穢れておるぞ!」
「だから違うって言ってんだろ、俺と雪ノ下は別に何も――」
「あ、何か最近雪乃さんの方から名前で呼んでって言われたみたいですよー。手作りクッキーもらったりとかしてたし。もどかしいけど、こうちょっとずつ育んでいってるって感じがいいですよねー」
以下略



562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/18(日) 01:09:20.51 ID:V4EVeiyD0
人体発火、限界を超えてか


563: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:11:45.44 ID:nxIYfuOa0

 しかし何でそんなに意味深に煽るかなぁ、小町も。
いつだってしわ寄せは俺に来るんで止めてほしいんだけど。

 俺の心中を他所に、材木座は憤懣遣る方無いとばかりに地団駄を踏みつつ涙目になっていた。
以下略



564: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:17:21.77 ID:nxIYfuOa0

「このうなぎり者めっ! 惨めにフラれて路頭に迷え! ちくしょう、八幡なんかもう知らん! 二度とゲーセンに誘ってやらんからな!」
「裏切り者な。あと別に誘ってほしいって頼んだ覚えないから」

 捨て台詞を残して、だっと駆け出す材木座。
以下略



565: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:23:19.79 ID:nxIYfuOa0

「……」
「ん? どしたの? お兄ちゃん」

 ちらと小町にジト目を向けると、何らやましい所はありませんと言わんばかりの無垢な笑顔を返された。
以下略



566: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:28:08.10 ID:nxIYfuOa0

「どしたのじゃねぇよ、あいつ絶対変な勘違いしてんぞ」
「小町的には勘違いじゃないと思ってるんだけどなー、ていうか嘘は一つも言ってないし」
「だから……はぁ、まぁいいか、材木座なら大丈夫だろうし。でも他の奴にはそういうこと言うなよ?」
「えー? なんでー?」
以下略



567: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:32:29.13 ID:nxIYfuOa0

「なんでも何もないだろ、そもそも雪ノ下とデートとかしてないんだって。あれは買い物に仕方なしに付き合わされたってだけでさ」
「いやそれこそ無いでしょ。あの雪乃さんが仕方なしで誰かを連れ回したりとかすると思う?」
「そりゃ、まぁそうかもしれんけど――でも状況によるだろ、そういうのって。道に迷ったりとか困ってる時なら嫌々でも」
「だからぁ、雪乃さんが嫌々誰かと一緒に行動なんてするわけないじゃん。本当に嫌なら一人で苦労する方を選ぶでしょ、雪乃さんなら。大体お兄ちゃんが付き合わされたって言うってことは、誘ったのは雪乃さんの方なんでしょ? つまりはそういうことなんだよ」
以下略



568: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:34:59.26 ID:nxIYfuOa0

「ホントお兄ちゃんってどうしようもないよね、何でそんな朴念仁なの?」
「さり気なく兄をディスるのは止めろっての。つーかお前、最近雪ノ下の影響受け過ぎだろ」
「とにかく! お兄ちゃんはもうちょっと人の言葉を素直に受け取るべきなのです」
「はぁ」
以下略



569: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/08/18(日) 01:38:36.82 ID:nxIYfuOa0

「むぅ、何か気の無い返事だし」
「信じる者がバカを見るこの世界で、そんな素直になれとか言われてもなぁ」
「だから捻くれ過ぎだって、もう。そんな誰彼構わず信じろなんて言ってないでしょ。ただ雪乃さんの言うことは信じなきゃダメだよって言ってるの」
「いや、そりゃまぁ雪ノ下のことを疑う気なんてないけどさ」
以下略



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