過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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◆/op1LdelRE
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2013/09/22(日) 01:10:19.93 ID:ntgre20X0
「もう。ゆきのん、ダメだよ、いくらお姉さんと仲良くなくても無視なんてしたら」
「別に仲が良くないわけではないわ、ただできる限り無干渉、非接触を貫きたいだけよ」
「それはもう仲が悪いってレベルだよ!?」
「まぁそれはともかく、あの姉さんが他人に悩みを相談するなんてあり得ないわ。何かあっても自分で何とかする人だもの。だからそのメールは私たちをからかう為のものとしか考えられないのよ。故に読む必要は無いものと判断できるわ」
以下略
780
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:15:03.17 ID:ntgre20X0
本当の賢さとは何なのか、とか随分と哲学的なことで悩んでしまった。
そんな俺を余所に、由比ヶ浜は小さく拳を握りつつ、改めて雪ノ下に笑いかける。
「うん、でも読まずに消しちゃうわけにもいかないし、あたしが読むから聞いててね」
以下略
781
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:19:17.09 ID:ntgre20X0
〈PN:美し過ぎるOGさんのお悩み〉
『こんにちは、わたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの「え! 嘘!?」』
読んでいる途中で驚愕の表情のまま後ろを振り返る由比ヶ浜。
以下略
782
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:23:39.37 ID:ntgre20X0
「……いや嘘に決まってんだろ。騙されんなよ、お前」
ちょっと素直過ぎるでしょ。
あるいは優し過ぎると言うべきかもしれんけど。
以下略
783
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:28:26.57 ID:ntgre20X0
「だってびっくりしたもん、こんなこと書いてるなんて思わないよ。もう、陽乃さんひどい」
由比ヶ浜さんはぷりぷり怒ってらっしゃるが、正直気にするポイントはそこじゃないと思う。
あの人のことだから、読むのが由比ヶ浜になると推察してこういうおちょくりを入れてきたんだろうし。
以下略
784
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:31:11.45 ID:ntgre20X0
〈PN:美し過ぎるOGさんのお悩み・続き〉
『――なんちゃって、冗談だよ、OGって事で身構えちゃうといけないと思ってジョーク挟んでみたんだけど緊張はほぐれたかな。じゃあ改めて、やっはろー、みんな元気? 今日は雪乃ちゃんたちにお姉ちゃんからお願いがあってメールしたの。実は今度わたしが参加するイベントがあるんだけど、男手が足りないんだよね。ということで、比企谷くん貸して』
「お断りします」
以下略
785
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:35:07.06 ID:ntgre20X0
「つか何で俺を名指ししてんだよ、頼むところ間違い過ぎだって。大体あの人なら一声かけりゃそこらの有象無象どもがわらわらと集まってくるだろ。大学生なんて軽い奴らばっかりって話だし。そいつらこき使ってやればいいじゃん。よし由比ヶ浜、そう回答しようぜ」
「全体的に悪意が滲み出てるよ! そんな回答できるわけないでしょ。拒否するにしても、もうちょっとまともな答え方しないとダメだって」
「でも由比ヶ浜さん、比企谷くんに頼むのが間違いであることも含めて、彼の言っていることも一理あるわ」
「いらん修飾語つけんな」
以下略
786
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:39:10.87 ID:ntgre20X0
「姉さんの周りにはあの人の助けになりたいと思っている人間が何人もいるし、その人たちに依頼しなさい、と返してあげればいいわ。あと、大学生にもなって高校生の手を借りなければならない程に落ちぶれてしまったの? 無様ね、と最後に付け加えてもらえるかしら」
「色々台無しだよ!? で、でもまぁそうだね、同じ大学にだって頼める人いるはずだし、ヒッキーもかわいそうだもんね」
「由比ヶ浜……」
以下略
787
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:43:02.43 ID:ntgre20X0
「じゃあ――って、あれ? 何かずっと下の方に続きがあるよ」
「は? 何それ?」
返信しようとパソコンに向かった由比ヶ浜の言葉に、不吉な予感を覚える。
以下略
788
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/09/22(日) 01:46:30.19 ID:ntgre20X0
〈PN:美し過ぎるOGさんのお悩み・追伸〉
『あ、ちなみにもう静ちゃんの許可は取ってるよ。拒否はできないからそのつもりでね。じゃあ比企谷くん、詳しいことはまた連絡するからよろしくー』
「……もう相談でも何でもないじゃない」
以下略
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