過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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◆/op1LdelRE
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2013/06/16(日) 00:53:17.72 ID:m6/l0qGM0
「こんにちは、由比ヶ浜さん」
「ゆきのん、昨日来れなくてごめんね」
「気にしないで、あの男と二人きりだったこと以外に問題はなかったから」
「あはは、ゆきのんってばもー」
以下略
93
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 00:57:09.33 ID:m6/l0qGM0
仲良さげに会話を交わしている二人。
しかし雪ノ下も、由比ヶ浜に対しては結構自然だよな。
こうして外から見てる分には、普通に仲の良い女子高生同士にしか見えん。
あんな柔らかな表情、俺に対しては痛烈な皮肉を言う時くらいしか向けてこないけど。
以下略
94
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:00:30.11 ID:m6/l0qGM0
「あ、お湯沸いたね、おやつにしよー」
明るい声で言いながら、ぱっと由比ヶ浜が立ち上がり、自分の鞄の方へと向かう。
と、歩くその背に雪ノ下が待ったをかける。
以下略
95
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:04:28.10 ID:m6/l0qGM0
「私の鞄に紙袋入ってるから、それ取り出してくれる?」
「おっけー、任せて」
話をしつつも、流れるような手際の良さで紅茶の準備を進める雪ノ下。
誰が見ている訳でもないのに、指の先まで神経を使っているかのように、動作の一つ一つがいちいち綺麗で細やかだ。
以下略
96
:
◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:10:31.15 ID:m6/l0qGM0
「何をしているの? ぼーっとしてないでお皿の準備くらいしたらどう?」
ぼんやりと、つい先日の適当に紅茶を淹れていた際の小町の粗雑な振舞いを思い起こしていたところに声をかけられ、少しびくっとしてしまう。
視線を向けると、雪ノ下が手を止めて冷ややかな目で俺を見ている。
まさか俺に声をかけてくるとは驚いた。
以下略
97
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:14:49.95 ID:m6/l0qGM0
「そんな仲間外れみたいな真似はしないわよ、あなたも奉仕部の一員なんだから。非常に不本意ではあるけれど」
「惜しい、最後の一言がなければ良い台詞だった」
「それで、どうするの?」
「いやもちろん手伝うに決まってるって。ぜひご相伴に預かりますって」
「無理に食べなくていいのよ」
以下略
98
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/06/16(日) 01:18:16.38 ID:Zjc+qAQuo
デレのんか?
99
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:19:09.92 ID:m6/l0qGM0
「そう、まぁ一応褒め言葉と受け取っておくわ」
「いや、今の言葉をどうしたら褒め言葉以外に受け取れるんだよ、お前は」
俺の言葉だけ謎のフィルターにかけようとするの止めてくれない?
褒める時くらい俺だって素直に褒めるわ。多分。
以下略
100
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:22:25.30 ID:m6/l0qGM0
そんな疑問はとりあえず脇に置き、ありがたくティータイムと洒落込む。
早速、皿の上から一枚とって口に放り込んだ。
と、程良い上品な甘さが口一杯に広がる。
「おぉ、やっぱりすげぇ美味い、もう最高」
以下略
101
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◆/op1LdelRE
[saga]
2013/06/16(日) 01:26:23.58 ID:m6/l0qGM0
「んー、だけどあたしが作っても絶対こうはなんないし。何でかなぁ?」
「変な隠し味とかに挑戦するからじゃないかしら?」
「最近はしてないよ」
ああでもないこうでもない、と話す二人を見ながら紅茶を一口。
以下略
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