38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 20:05:34.46 ID:sFJRaXSc0
私たちが仕上げの雪洞を飾ったときちょうど、プロデューサーが来ました。
片手に、お徳用ひなあられが詰まった袋を持って。
「おっみんな、ご苦労さん。綺麗に飾ってあるな」
「えへへっ♪ 私たちも、やればできるでしょ?」
「せんせぇ、ほめてほめてー!」
「クリスマスとはちょっと違う飾りつけですけど、楽しいですねぇ〜」
あっという間に、みんなに囲まれるプロデューサー。
私は作業用の布手袋をゆっくり外していて、出遅れました。
「どうだ? 衣装着られそうな人はいたか?」
袋からひなあられを出しながら、プロデューサーはみんなに聞きます。
「……」
すると、みんなは黙って私を見ました。
それも、一斉に。
さっきの話、みんな聞いてたのかな。
何だか恥ずかしくなって、手袋を外しかけた途中で、私は顔を背けました。
「ん?」
プロデューサーだけが、わかってないように首をかしげました。
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