30: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:19:07.22 ID:axl5mVCd0
「……絶対解放してくださいね? 貴方を信じて思い出したくもない過去を話したんですから」
「絶対にやってみせるさ。 それだけの覚悟があって話を聞いたんだから」
千早は全てを話し終えて安心したのだろうか、眠そうにしている。
「千早、眠いのか?」
「え? ……まぁ、少し」
「時間もまだあるし、寝ててもいいぞ? 俺はその間に歌詞を考えるから」
「なら、お言葉に甘えさせていただきます……」
再び俺の膝の上で眠ってしまった。
――ここまで暗い過去だとは思わなかった。
それが、俺が千早の過去の話を聞いて一番に思った事。
だが、それを払拭するだけの決意と愛情は持っているつもりだ。
……それに加え、俺が今まで傷つけてしまった分、千早に対して何か償いをしたい
それだけの思いで俺はひたすら歌詞を考え続ける。
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