47: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:29:58.31 ID:axl5mVCd0
そして、俺は自分でもあまり意味のわからない問いをかける。
「で、でもトップアイドルになるってぐらいなんだからもっと良いプロデューサーがつく事になるんじゃ……」
「それは私が許しません。 というよりも、貴方以上に良いプロデューサーなんていませんから」
48: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:30:32.35 ID:axl5mVCd0
「人生のパートナー……? どういう意味なんだ?」
「そ、それを言わせるんですか?」
「あ、あぁ……病室での一件もあったんだったな そういえば」
「そういう事です――って、忘れてたんですか!?」
49: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:31:07.52 ID:axl5mVCd0
「と、とりあえず! 先に歌を完成させますよ!」
「え? ああ、それもそうだな……急がないと」
あまり時間は残されていない。
この二人で共に作業する時間も残されてはいない。
50: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:31:49.65 ID:axl5mVCd0
俺達はとりあえず歌を完成させる事に。
薄ら記憶に残っている、とは言ったものの千早を縛り付けるきっかけになったと言うだけあって
メロディは直ぐに再現された。
51: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:32:22.96 ID:axl5mVCd0
「でも、見直しましたよ。 まさかここまでしっかりとメロディに合うようになっているとは……」
「当たり前だろ? 俺達の全てが詰まった歌なんだから」
それだけは自信を持って言えた。
52: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:33:05.77 ID:axl5mVCd0
レッスンをする為に千早を連れて移動し、準備を整えて
「よし、それじゃ歌ってみてくれ。 一度聴いてみてからどう変えていくか考えよう」
「はい。 それでは、始めますね」
53: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:33:47.70 ID:axl5mVCd0
「うんうん、良い感じだよ千早」
「ありがとうございます。 でも、まだまだ全体的に修正の余地がありそうですね」
「ああ。 油断せずにいこう」
54: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:34:28.11 ID:axl5mVCd0
「全体的に安定してきたものの、ここの辺りに物足りなさを感じるんだよな……」
「なら私がある程度、アレンジのような形で歌い方を変えてみましょうか? それによって何か良い物が見つかる
かもしれませんし」
55: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:35:27.87 ID:axl5mVCd0
「……ところで、思ったんだが」
「どうしました?」
「曲名を……考えてなかった……」
「あ……」
56: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:35:56.93 ID:axl5mVCd0
「よ、よし。 曲名は俺が考えるからレッスンに戻ろう!」
「え? 折角浮かんだのに……」
このまま曲名を任せたらマズい気がするんだ……すまない
57: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:36:35.26 ID:axl5mVCd0
最初で、最後のチャンスかもしれないこのイベントで
社長が俺達にくれた最大級のプレゼントで
千早はトップアイドルになるんだ。
73Res/40.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。