過去ログ - ジャン「ミカサと付き合うまでの十五日間」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 23:51:48.68 ID:HytgWZCLo
十五日目、夜。

「痛え……」

目を覚ますと医務室のベッドの上だった。

どうしてこんなところに、と考えかけ、ミカサにやられたことを思い出す。

「ああ……。俺は振られたのか」

こんな、殴りたくなるほどに嫌いならそう言ってくれれば良かったのに。

涙が零れる。

「くそっ。エレンには駄目だったって言わないとな……」

せっかくいろいろ手伝ってくれたのに。

……あいつは一緒に泣いてくれるだろうか。

とりあえず部屋に戻ろうと身を起こしたところで、ノックの音が聞こえた。

返事をしないうちに扉が開き、ミカサが入ってきた。

驚いていると、ミカサは俯き加減に近寄ってきて、謝罪の言葉を口にした。

「殴ってしまってごめんなさい」

「いや、良いよ。俺のことが嫌いなのは仕方ないさ。こっちこそ悪かったな。色々と……」

「私はジャンのことは嫌いではない」

……ん?

今、ミカサはなんと言った?

「俺のこと、嫌いじゃないのか? じゃあなんであんなに殴ってきたんだ?」

俺の言葉にミカサはますます俯く。

「少し、勘違いをしていた。ジャンがエレンを好きなんだって」

「はああぁぁぁ!? なんでそうなるんだ!?」

俺のもっともな質問に、ミカサはたどたどしくもそう考えた経緯を答えてくれた。


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