過去ログ - 魔法少女たちの劇団 -SS速報VIP

過去ログ - 魔法少女たちの劇団

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1: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 03:34:39.85 ID:zTV9QlU80
少女「皆様、本日は『劇団マギカ』の公演『＊＊＊＊＊＊＊＊』にお越しいただき、誠にありがとうございます」

少女「開演に当たって、お客様に注意とお願いがございます」

少女「本公演は『魔法少女まどか☆マギカ』の世界において運命に翻弄される4人の少女の奮闘とその末路を描いたものになります」

少女「本公演では本編のキャラクターはほぼ全く登場せず、オリジナルキャラクターがメインになるのでその点はご了承ください」

少女「また、分かる人にはすぐにオチが分かってしまうかと思いますが、ネタバレになるような発言はお控えいただきますようお願い致します」

少女「それでは『劇団マギカ』公演『＊＊＊＊＊＊＊＊』、開演いたします」

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2: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 03:35:16.51 ID:zTV9QlU80
第一幕。

暗転。無数の星々が煌めく現実ともそうでないとも判断のつかない不思議な背景の中でふわふわと浮いている少女にスポットライトがあてられる。少女は物憂げな表情で語り始める。

まど神「神様になってから色んな魔法少女を導いてきたけど、やっぱりどの子も大変な思いをしてたんだね」

3: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 03:36:39.77 ID:zTV9QlU80
再び暗転。

少女「……」

暗い夜道をひとりの少女がふらふらと歩く。彼女の頭上では月が妖しく光っている。

4: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 03:40:11.77 ID:zTV9QlU80
舞台が明るくなった。先ほど倒れてしまった少女がベッドに寝かされているらしい。

少女「ん……」

医師「目は覚めたかな」

5: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 03:44:03.91 ID:zTV9QlU80

場面が変わる。食堂のような場所で、周りがガヤガヤと騒がしい。先ほどの医師が昼食を取ろうと席に着いたところで、向かい側に別の男が座った。

医師2「よお」

6: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 03:47:14.27 ID:zTV9QlU80

再び場面が切り替わる。今度は病院ではなくどこかの家の部屋の中だった。

少女「はあ。もう、やんなっちゃうよ……」

7: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:00:45.91 ID:zTV9QlU80

幕間。

少女「というわけで、幕間のコーナー！このコーナーでは、本編にまつわる小話などをはさんでいきます！要は物語をより深く楽しんでもらうための休憩時間ですね」

8: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:02:55.70 ID:zTV9QlU80

第二幕。

少女は、彼女が夜に倒れてしまったあの道路を歩いていた。ただ、今の彼女を照らしているのは月光ではなく朝日であり、何より彼女の足取りはしっかりしている。

9: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:05:36.16 ID:zTV9QlU80

少女とカミテが去った少し後、彼女たちと同じ制服を着た別の女の子が現れた。用心深く周囲を見回して辺りに誰もいないことを確認すると、ポケットから宝石を取り出し、それを手のひらの上に乗せてじっと見つめた。

？？？「いけない。もう孵化が始まりそうですね」

10: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:07:43.50 ID:zTV9QlU80

舞台が一度真っ暗になる。明るさを取り戻したときに壇上に見えたのは異形の化物とそれに対峙する先ほどの黒髪の少女の姿だった。いつの間にか背景も不気味な幾何学模様になっている。

？？？「こんな朝から結界を作るだなんて」

11: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:09:30.24 ID:zTV9QlU80

少女「早かったね」

再び舞台は変わって、今度は学校の教室のようだ。

12: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:13:30.62 ID:zTV9QlU80

がらんとした小さな教室で、ソデはひとり本を読んでいた。と、そこに少女が入ってくる。

少女「ごめん！ホームルーム長引いちゃって！」

13: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:19:15.23 ID:zTV9QlU80

舞台が明るくなったとき、そこには大きな木のような姿をした魔女と戦うカミテともうひとりの女の子の姿があった。

カミテ「シモテ、サポートよろしくねっ！」

14: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:24:17.31 ID:zTV9QlU80

舞台は再び先ほどの教室へと移り変わる。

少女「……ひとつだけ願いが叶うとしたら、ソデちゃんは何を願う？」

15: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:28:04.32 ID:zTV9QlU80

ソデが退場してカミテとシモテが戻ってくる。机と椅子とドアが脇にどかされて、先ほどの場面になった。

少女「カミテちゃん！」

16: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:31:56.39 ID:zTV9QlU80

カミテ「……なるほどね。病院を出て、家に帰ってから、キュゥべえに色々言われたわけだ」

カミテたちの家。椅子に座って少女と向かい合っているカミテはうんうんと頷く。

17: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:35:05.31 ID:zTV9QlU80

少女「シモテちゃん、すごいね。まだ小学生なのに」

シモテ「えへへ。これくらい大したことないよおー」

18: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 04:40:09.66 ID:zTV9QlU80

キュゥべえ「……やれやれ、全く営業妨害だよ」

カミテの忠告に合わせ、どこからともなくキュゥべえが姿を現す。

19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/12(水) 06:19:00.66 ID:bqgnVNPDO
ふぅむ。興味深いかな

20: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 09:37:04.19 ID:zTV9QlU80

幕間。

少女「やっとメインキャラが揃ったね」

21: ◆hLNbQg6EspwH[sage saga]
2013/06/12(水) 09:41:34.30 ID:zTV9QlU80

第三幕。

パッとスポットライトがつく。舞台の中心が照らされる。そこには、制服姿の少女が横たわっていた。

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