過去ログ - 魔法少女たちの劇団 -SS速報VIP

過去ログ - 魔法少女たちの劇団

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104: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:28:49.12 ID:n9LAAsim0

不意に、ひゅっと何かを切るような音がして、それから魔獣の気配がなくなりました。

ソデ「……？」

以下略

105: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:29:43.91 ID:n9LAAsim0

こうしてわたしの新しい生活は幕を開けました。

以下略

106: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:31:53.43 ID:n9LAAsim0

ソデ「あの、お邪魔しまーす……」

シモテ「ソデさんだー！ひさしぶりー！！あいたかったよー！！！」

以下略

107: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:35:44.52 ID:n9LAAsim0

カミテ「はあ……。粉チーズ、また買わなくちゃ」

ソデ「そう言えば、今日はふたりのお母さんやお父さんはいないんですか？」

以下略

108: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:38:18.26 ID:n9LAAsim0

シモテ「ふー、つかれたあ」

あれから近所の公園巡りをしようという話になり、なんだかんだでかなり歩き回りました。そして今、ようやくカミテさんとシモテちゃんの家の近くに来たところです。

以下略

109: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:40:03.55 ID:n9LAAsim0

カミテ「あの、さ」

沈黙を破ったのはカミテさんでした。こういうときいつもわたしは何もしゃべれなくなってしまいます。

以下略

110: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:40:31.30 ID:n9LAAsim0

わたしが見つけた言い訳というのは、シモテちゃんのことではありません。わたしは不慣れなテレパシーでキュゥべえを呼びつけました。

さあ、もう泣いている暇はありません。

111: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:44:57.78 ID:n9LAAsim0

ソデ「それっ！」

あれから魔獣退治にも慣れてきて、今では魔獣を見てもあまり恐怖心を抱かずに済むようになりました。

以下略

112: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:47:23.16 ID:n9LAAsim0

魔法少女になって2週間。魔獣退治には大分慣れたつもりでいました。

ほんのわずかな油断が命取りになるということを改めて思い知らされたわたしは、それが死ぬのが恐いからなのか、まだまだ新米のくせに油断していた自分が情けないからなのかも分からないまま、泣き続けました。

113: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/07/28(日) 19:48:28.52 ID:n9LAAsim0

今日はここまでになります。

因みに「クレンズキューブ」というのは改変後の世界に出てくるサイコロ状のグリーフシードの代替物のことです。勝手に命名しました。

114: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:15:52.19 ID:z45kVxp30

ここ数カ月で、大切な友達の雰囲気が随分変わっちゃって。

いや、あの子は半年くらい前まで入院していたから、そのせいなのかもしれないんだけど……。

以下略

115: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:16:25.52 ID:z45kVxp30
ふふ、ごめんごめん。それじゃ、そろそろ目を覚まそうかな。

……ねえ、君とはまた会えるのかな？

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116: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:16:55.07 ID:z45kVxp30

……それじゃ、少女。

以下略

117: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:18:08.34 ID:z45kVxp30
カミテ「ふわあー……」

午前7時。何だか変な夢を見た気がする。ずーっと昔に別れた友達と久しぶりに会ったような、そんな感じ。僕にはそういう友達はいないし、やっぱりただの夢なんだろうけど。

シモテ「お姉ちゃん、おはよ」

以下略

118: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:18:38.89 ID:z45kVxp30
シモテが開けたドアの先に居たのはばっちり制服を着こなしたソデだった。

ソデ「おはようございます。カミテさん、シモテちゃん」

カミテ「ソデ！」

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119: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:19:09.28 ID:z45kVxp30
ソデ「ぼーっと見てないで、早く食べてください」

怒られた。やっぱり、ソデは変わったと思う。初めて会ったときは、弱弱しくて、僕が守ってあげないとダメだって思わず考えてしまうような、そんな子だったのに。今じゃまるで、僕が妹みたい。

カミテ「っていうかシモテは今日学校じゃないんだっけ？」

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120: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:19:51.55 ID:z45kVxp30
結論から言うと、9時30分には間に合わなかった。確かに校門にたどり着いたのは9時30分ちょうどだったが、そこから案内に従って体育館に行く必要があることを完全に忘れていた。式自体は10時からだったので大丈夫と言えば大丈夫だったのだが、自分たちの他に遅刻した人はいないようだったのでかなり恥ずかしい思いをすることになった。

それにしても驚いたのは、ソデの足が僕よりも速かったことだ。それも、誤差の範囲ではなく、先に走って行ったソデが途中で振り返って僕に微笑みかけるほどの余裕があったのだ。これでも僕だってかなり速い方なんだけど……。入院中そういう話は聞いていなかったけれど、案外彼女はスポーツマンなのかもしれない。

あ、いや、女の子だからスポーツ『マン』ではないか。どうでもいいけど。

121: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:20:43.03 ID:z45kVxp30
「テス、マイクテス」

そんなことを考えていると校長先生らしき男の人がマイクのテストを始めた。そろそろ入学式が始まるらしい。

早く終わってくれないかなあ。

以下略

122: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:21:17.37 ID:z45kVxp30
教室に着いて、辺りを見回すとソデの姿は無かった。どうやらクラスも違うらしい。せっかく同じ学校に来たって言うのに。

「はーい、じゃあ皆さん聞いてくださーい」

全員集まったのを確認した担任の先生が自己紹介を始める。あー、この流れは。

以下略

123: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:22:23.45 ID:z45kVxp30
「……じゃあ、次」

カミテ「はい。えっと、僕の名前はカミテです」

って。

以下略

124: ◆hLNbQg6EspwH[saga]
2013/08/27(火) 22:23:23.76 ID:z45kVxp30
カミテ「……って感じでさー」

ソデ「……」

放課後。なんとかソデと会うことに成功し、一緒に帰ることになった。

以下略

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