過去ログ - サーニャ「私の白い狐な王子様」
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9:もーん ◆/Pbzx9FKd2
2013/06/12(水) 20:14:37.51 ID:PdqCUwyI0



「お父様とお母様が避難した地域に」

こちらに振り向き様に話す彼女の横顔、そして正面を向く顔を視界に入れた瞬間。

私は気付いた。

絶対安全だって、安心だって、そんな甘い世の中ではないのだ。

なおの事。驚異的な敵が現れたこの世界で。

「複数のネウロイが現れて」

それ以上聞きたくなかった。

しかし、私は彼女の口を止めることはできなかった。

彼女の虚ろな瞳、そして絶望したその表情に、私は立ちすくんだ。

「一瞬にして、街を壊滅状態にしたって…」






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