過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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20: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:29:19.44 ID:Yc5qDfZr0
桐乃「一応……あたしも全部断ってるし」
京介「お前も告られてんの!?」
桐乃「そりゃーそうでしょ。 こんな超美少女なんだから、されて無い方がおかしくない?」
21: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:29:52.19 ID:Yc5qDfZr0
だってそうだろ。 桐乃が俺の知らない所で告られているってだけで、すげえムカムカするんだもん。 たったそれだけのことで。
あれ? じゃあ今、桐乃が怒っている原因って……そういうこと?
なら、言ってやるか。 兄貴らしく、男らしく。
22: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:31:04.13 ID:Yc5qDfZr0
桐乃「京介、それ矛盾してるけど大丈夫?」
京介「うっせ、そう俺が決めたんだよ。 文句あっか」
桐乃「……別にいいケド」
23: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:31:32.22 ID:Yc5qDfZr0
……はああああ!?
なんだか今、これまでの雰囲気を全てぶち壊す台詞が聞こえたんだが……
待て、待てよ京介。 何かの聞き間違いの可能性がまだ残っている。 はは、そりゃあそうだろうが。 だってさ、考えてみ? 今俺が聞いた言葉をそのままの意味で解釈するとだな……
24: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:32:19.56 ID:Yc5qDfZr0
桐乃「だーかーらー。 なんであんたは靴脱ぎ場なんかで正座してんの? 汚くない?」
……っかあああ!
うぜえ! なんだこいつ! 可愛くねえ! むかつく! 生意気すぎる!
25: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:39:18.93 ID:Yc5qDfZr0
京介「そうならそうと、最初に言えよ!」
桐乃「勘違いの仕方がおかしいでしょ。 座れって言って、その場にすぐ座るなんてあんた犬なの? どんだけ奴隷体質なの?」
うっぜええええ!
26: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:40:40.08 ID:Yc5qDfZr0
はは、なるほどね。 これにもどうやら拒否権は無くて、桐乃はこれこそが本題だったのだろう。 その本題に辿り着くまでの過程が、長すぎる気しかしねえけど。
一足先に階段を上り始めた桐乃の後を俺は付いて行く。 そんな背中に、一つ言葉を投げかけてみた。
京介「なあ、もしもお前がさっき言っていたように、俺があそこに座らないで床に座ったら、どうしたんだ?」
27: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:41:30.39 ID:Yc5qDfZr0
という訳で、今に至る。
ん? どんな人生相談だったかって? そんなの、簡単だ。
「あたしとあんたがこれからどうするか」だ。
28: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:43:31.04 ID:Yc5qDfZr0
が、だからと言ってどうするか……と言われてもな。
どうしようも無いってのが、正直な所じゃねえか? 世間体、両親、友達関係、将来……と、様々な問題が出てくる訳だから。 俺たちのワガママで、いつまでも周りを巻き込むのか?
桐乃にはそう伝えた。 したらこいつ、ぶちキレやがってさ。
29: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:44:04.09 ID:Yc5qDfZr0
そりゃ、桐乃の気持ちだって分からなくは無い。 良い方法が見つかれば、それを実行するつもりで俺も考えている訳だし。
けど、なあ。
それにこいつときたら、人の話を最後まで聞きやしねえ。 俺が口を開く度に殴りかかってきやがる。 どんだけワガママお嬢様なんだよ。
30: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/13(木) 15:45:03.08 ID:Yc5qDfZr0
引き返す事なんて出来ないし、そのつもりも無い。
黒猫や沙織とは未だに付き合いはあるが、他の奴らとはあれから一度も連絡を取っていない。
それもそうだろう。 俺と桐乃は自分でも分かるほどに気持ち悪いし。 距離を取るのは当然なのかもしれない。
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