過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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576: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:10:07.13 ID:g4JR2A+e0
京介「始まる時間って、その場所によっても違うんだろ? なら、まだ諦めるのははえーだろ」
「……でも」
京介「お前は!」
577: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:10:34.53 ID:g4JR2A+e0
よっし。 待ってろよ、メルルステッキ! 俺が必ずゲットしてやる!
そう意気込み、まずは駅へと向かう。
時間はたっぷりとあるんだ。 俺は諦めねえぞ。 何より、あいつと約束したからな。
578: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:11:00.92 ID:g4JR2A+e0
京介「ちっくしょー!」
今現在は秋葉原。 お馴染みのメイドカフェで休憩中。
京介「……ええっと。 回って無いのは後どこだ?」
579: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:11:27.99 ID:g4JR2A+e0
京介「まだ結構あるな。 一つくらい残ってれば良いんだが……」
……よし、もう少しだけ休んだら、また探しに行こう。
そう思い、コーヒーを飲む。
580: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:12:11.20 ID:g4JR2A+e0
後ろを振り向くと、そこにはぐるぐる眼鏡のいかにもな格好の桐乃の友達でもあり、俺の友達でもある沙織が居た。
京介「沙織か! 偶然じゃねえか!」
この状況で沙織に会えたのは正直言って助かった……こいつなら、その辺の事情に詳しそうだしな。
581: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:12:57.43 ID:g4JR2A+e0
沙織「ふむ。 なるほどなるほど。 きりりん氏関係でござるな」
京介「ま、そんな所だ」
沙織はさぞ愉快そうに笑い、俺の正面へと腰を掛ける。
582: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:13:28.10 ID:g4JR2A+e0
沙織「ええ。 きりりん氏、京介氏、そしてこの地図」
沙織「それだけあれば、簡単な話ですな。 ずばり」
沙織「一番くじ、ですかな?」
583: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:14:11.96 ID:g4JR2A+e0
京介「難題って……そんな人気なのか?」
沙織「それはもう。 くじにしてはかなり豪華な賞品ですので。 それに加え実物大と再現度。 数にも限りがある。 これはもうファンにとっては至高の一品ですぞ?」
そこまですげー物だったのか。 あのステッキがねぇ。 とことん分からない世界だぜ。
584: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:15:13.95 ID:g4JR2A+e0
この手の情報は、沙織の方が桐乃よりも数倍詳しそうではあるし、そういう事ならあのファンの数は納得が出来る。 思い返してみても、やっぱり穴場って感じでは無かったしな。
京介「んで、折り入って相談なんだが……今からでも、A賞のステッキがありそうなところってあるか? こっちで何件も回ってるんだけどさ、中々見つからないんだよ」
沙織「ふむ。 あるにはあるのですが……その前に、京介氏に少しお願いしたい事があるのですよ。 よろしいか?」
585: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:15:39.64 ID:g4JR2A+e0
京介「で、このアルバイトね……」
俺の隣では眼鏡を外し、メイド服を着た沙織が恥ずかしそうにしている。
メイド喫茶の客引きアルバイト。 それが、俺に沙織が出した条件であった。
586: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:16:10.99 ID:g4JR2A+e0
沙織「うちの会社系列でして。 断ることも出来たんですけど、わたくしって恥ずかしがり屋ですので……それを克服、したいんですの」
なるほどねぇ。 こいつもこいつで、頑張っているんだな。
ちなみに言っておくが、俺はメイド服を着ている訳じゃないぞ? とは言っても私服の男がメイド服を着ている女の横に立っているとあれなので、今現在は執事っぽい格好をしているが。
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