過去ログ - 京介「なあ、桐乃」 桐乃「なによ」
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594: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:21:12.82 ID:g4JR2A+e0
着替え終え、沙織に案内された場所は、いつか乗った事があるマスケラのワゴンだった。

京介「えっと……? 車で移動すんの?」

沙織「まさか。 そうでは無くてですね」
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595: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:21:38.46 ID:g4JR2A+e0
京介「お前、これ……」

沙織「遠慮なさらないでください。 本日お手伝い頂いた分の、ささやかなお礼ですので」

京介「けど、これってすげえレア品なんだろ? 悪いだろ、さすがに」
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596: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:22:05.66 ID:g4JR2A+e0
京介「でも、なんか悪いな……」

沙織「京介さん。 わたくし、今日の事は本当に感謝しているんですよ? 一人だと、絶対にうまくは出来ませんでした」

沙織「ですので、受け取ってください。 きりりんさんの為にも、持って行ってあげてください」
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597: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:22:38.44 ID:g4JR2A+e0
こうして、俺がメルルのステッキをゲットしたのが夕方の六時頃だった。

実に十八時間探し続け、ようやく手に入れたそれは、確かな重みのある物で、思わずにやけてしまう。

そんな感覚に襲われている所、急にパシャリとの音が聞こえてきた。
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598: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:23:07.68 ID:g4JR2A+e0
夜の七時頃、ようやく俺は地元へと辿り着く。

メルルのステッキをそのまま持ち歩く訳にはさすがにいかないので、でかい袋で隠しながらの帰り道だ。

桐乃には一応、何とかゲットできたとの報告をメールでしておいたのだが、返事は返ってきていない。
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599: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:23:39.23 ID:g4JR2A+e0
その時、視界が少しだけぶれて、鍵を取り落としてしまった。

京介「……やべ。 すっげえ疲れた」

夜中からずっと動きっぱなしだったので、もうかなりふらふらである。 汗が気持ち悪いので風呂にとっとと入って寝よう。 飯は……今日は良いか。
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600: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:24:07.74 ID:g4JR2A+e0
「お! 帰ってきたきた! 待っててね、今開けるから」

……何で桐乃の声が中からするんですかね。

俺はもう考えるのも面倒になり、素直にドアを一旦戻す。
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601: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:24:35.06 ID:g4JR2A+e0
はは、すっげえ嬉しそうな顔だ。

京介「おう。 しっかりゲットしたぜ」

そういって、桐乃にそれを見せる。
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602: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:25:01.49 ID:g4JR2A+e0
京介「一応言っとくけど、それは沙織がくれた物だからな。 後でお礼言っとけよ?」

桐乃「うん。 分かってるって」

桐乃は俺の方を見ず、そりゃあもう嬉しそうにステッキを眺めている。
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603: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/06/24(月) 13:25:29.35 ID:g4JR2A+e0
そんな事を思いながら、居間まで歩き、座り込む。

桐乃「なーにしてんの。 お風呂作っといたから、入っちゃいなよ」

京介「……なんだ、気が効くじゃねえか」
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