過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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145: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/23(日) 17:32:54.06 ID:6gFsqafU0

「いやぁ、緊張したなぁ」

アタシが言うと、カレンも笑顔で

「ホント。久しぶりにこう、たぎったね。体と血がさ」

と返してくる。緊張が解けて、無事に済んだという安心感が降って湧いてきて、

アタシの胸の内にともった懐かしさを、カレンもきっと感じているはずだった。

 カレンと二人して、ホールに戻った。中はまだ少し緊迫した雰囲気だったのでアタシはちょっと大げさに気の抜けた声で

「うー、急に動いたら、酒がまわったよ…」

とうめいてから、

「レナ、電気つけて。もう大丈夫」

と言ってやった。

 パチッと音がして、照明が灯った。一瞬の明るさに目がくらんでしまう。

 さて、なにもんだ、こいつら。

 明るくなった室内で、侵入者を観察した。子どもが4人に、大人の女性が二人。

まぁ、アタシらを殺しに来たり、レナやシイナさんやソフィアをつかまえに来たってメンツではなさそうだが…

 アタシは、最初に制圧した女性の顔を覗き込んで聞いた。

「あんた、名は?」

すると彼女は、少し怯えた表情で

「ハンナ・コイヴィスト…」

と名乗った。偽名っぽい感じはしないな。

「よし、ハンナさん。いろいろ聞かせてもらおうかな」

アタシは、なるべく偉そうに、でも、あまり危険を感じさせないように明るく、彼女にそう言ってやった。




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