過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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308: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/06(土) 19:50:22.92 ID:VXHUrXhO0

代わりに、ポケットからPDAを取り出してモニタに表示させた番号にコールした。

<アヤ?>

すぐに電話口からカレンの声が聞こえた。

「あぁ、カレン」

<無事なの?>

心配げな、カレンの声が聞こえる。

「うん。みんな無事だ。今、南米に向かってる。パナマのトクメン空港」

アタシが言うと、カレンは

<そうか…>

と静かに返事をした。その声が微かに震えたのをアタシは感じた。

<なら、総出で出迎えに行ってあげるよ…楽しみにしてなよね>

「あぁ、うん…」

なんだか、カレンの言葉が、暖かくて心地良い。

<なら、またそのときにね>

「あぁ、カレン」

<なに?>

「ありがとうな」

<あぁ、うん>

カレンの、優しい返事が、PDAのスピーカー越しに聞こえてきた。

電話を切ってから、ふうと、ため息が出た。疲れたな、さすがに。

早く帰って、シャワーを浴びて、バーボンあおってベッドに入りたい…

レナを抱いてさ、で、となりのベッドには、ロビンに、今夜からは、レベッカも寝るのかな?

さ、レナ、帰ろう。アタシ達の家に…そう思って見下ろしたレナは、

メコメコの顔してるくせに、相変わらずかわいい顔して、アタシに笑いかけてくれた。



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