過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/07(日) 23:59:08.74 ID:nBQnR4x30
あれから、半年以上たった。
私のケガもすっかり治ったし、レベッカはここの暮らしにもなれて、いつもロビンとべったり二人でいるくらいすっかり仲良し、
レオナも、なぜか居ついているマライアちゃんも、ペンションの仕事を手伝ってくれたり、ロビン達の面倒を見たり、
アヤの船の仕事を手伝ったり、すっかりこの島での生活も板について来た。
私たちが研究所から逃げ出してからしばらくして、ティターンズはエゥーゴとアクシズとの三つ巴の戦闘の末、壊滅した。
これで、すこしは平和になるかな、と思ったら、今度はアクシズがネオジオンって名前を掲げて、現在連邦と戦争中。
ティターンズに飼いならされた連邦軍と、ティターンズとの戦闘で多くの戦力を喪失したエゥーゴは苦戦中。
戦略的価値のないこの辺りには戦闘は及ばないし、マライアちゃんが言うには、
地球とコロニー全域に強大な幅を利かせている財閥や経済組織と関係の深いこの辺りを襲ったり、
戦闘にさらすのはタブーになっているらしくて、戦争をしている、なんて話を聞いても、
テレビなんかで情報を取らない限りは、てんで実感がわかない。お客がちょっと減っちゃったってことくらいかな。
まぁ、正直な話、それが一番痛いところだっていうのはあるんだけど…
「ただいまー!」
玄関から声がした。掃除を中断して、客室から一階に降りると、そこには、
レオナに連れられたロビンとレベッカが、お揃いの服にお揃いのカバンを背負ってニコニコしながら立っていた。
幼稚園から帰ってきたんだ。
「おかえり!ほら、手洗いうがいして、おやつにしよ!今日はソフィアがケーキ焼いて持ってきてくれたんだよ!」
「ケーキ!?」
「食べる!」
二人は、黄色い悲鳴を上げながら、階段を駆け上がって、自分たちの部屋へと走って行った。
「レオナ、おかえり」
「ただいま、レナさん。アヤさん達は、まだ戻ってないの?」
「あぁ、うん。もうすぐだと思うんだけどね」
私が言うと、レオナはなんだか少し、顔を曇らせた。
「どうしたの?」
私が聞くと、レオナは首をかしげて、
「分からないけど、なんか変なの。気分がさえないっていうか…イヤな感じがするっていうか…」
と歯切れの悪い返事をする。私は、特になにも感じないけど…でも、少し気になるな。
こういうのって、とりあえず対処しておいた方が、精神衛生的に良かったりするよね。
「そっか…とりあえず、私連絡してみるよ。レオナは、ケーキ、冷蔵庫に入ってるから、ロビン達に準備して一緒に食べてて。
私も掃除が終わったらすぐ行くから」
そう言うと、レオナはすぐに顔を輝かせて
「ケーキ私のもあるんだ?!」
と、子どもみたいな顔をして喜んだ。
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