過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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337: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/08(月) 00:00:07.61 ID:HDJ29ZM50

笑顔で、レオナがホールへ入るのを見送ってから、階段を上がりつつ、PDAでアヤのナンバーにコールしてみる。

「はいよ!レナ、どうしたー?」

アヤの明るく抜けた声が聞こえた。

「今どこにいる?おやつにしようと思ったんだけど…」

私が言うと、アヤはまた飛び切りに元気な声で

「そっか!ちょうどよかった。もう着くから、アタシらのも頼むな!」

と言ってきた。うん、これなら大丈夫そうだ。レオナにも言ってあげなきゃな。

「了解!」

と返事をしてから電話を切って、階段の上から大声でレオナにアヤとマライアが帰ってくると教えてあげた。

レオナは少し安心した表情で、

「わかった。ケーキ出しておくね」

と返事をして、ホールの方へと入って行った。

 私も胸の引っ掛かりが取れたので足早に部屋まで戻って、掃除を終わらせる。

掃除機と雑巾の入ったバケツを持って、階段を下りた時に、ちょうどよくアヤとマライアが玄関から入ってきた。

「あ、おかえり!」

「ただいま、レナ!」

アヤはいつもの笑顔で私に駆け寄ってくると、いつもとおんなじように私を抱きしめて、額に口付てきた。

研究所から脱出してきた次の日から、アヤの愛情はとどまることを知らなくて、なんだかもう、

恥ずかしいなんて言っている方が恥ずかしくなってくるくらいだった。

 こうなったらもう、開き直ったほうがすがすがしいんじゃないかと思って、

最近では私も照れずにアヤの行動を素直に受け入れることにしている。

まぁ、うん…毎日やってるのに、毎回嬉しいから、別に良いんだけどさ。


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