過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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398: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/15(月) 14:06:30.86 ID:a4CMWmdY0

 アイスクリームを食べ終えて片づけをして一息ついていたとき、不意に船内に警報が鳴った。

あたしはなんだか、不謹慎にもちょっとワクワクとしてしまって、一気にソファーを蹴って、操縦室へと飛び込む。

「ルーカス、どうしたの?」

「レーダー波を感知。何者かにキャッチされました」

あたしが聞いたら、ルーカスがそう答えた。

「ネオジオン?連邦?」

「未確認です…いや、待ってください」

<こちらはエゥーゴ所属艦。航行中の民間シャトルへ。この宙域は現在、警戒区域に指定されている。

 侵入の目的を説明せよ>

唐突に無線が入ってきた。エゥーゴか…逮捕されるなんてことはないだろうけど、いろいろ聞かれると面倒だなぁ…

 「こちら、民間シャトル“ピクス”。当船は、ビスト財団より戦災遭難者の捜索と救助に当たっている慈善団体です。
  現在は、サイド3付近の宙域へ移動中」

<あそこは現在戦闘区域だ。民間船の侵入は禁止されている>

「そんなの、あんた達が勝手に決めたことでしょ?戦闘でモビルスーツや戦艦から投げ出された人を、

 あんた達は敵味方区別なく救助してるわけ?違うでしょ?悪いけど、警告は承知でいくからね!」

あたしは思わずそんなことを口走っていた。この無線のヤツ、偉そうで気に入らない。

こっちの身を案じているんなら、もうちょっと優しく言ってくるべきだし、ただ邪魔なんだって言うなら、

こっちにだってそれ相応のやり方があるってことで納得してもらおう。

 そんなことを思っていたら、急に、無線の声が変わった。

<あなた…姓官名を、名乗れますか?>

あれ?こっちの人はなんか物腰がちょっとやわらかい感じ…。しかも、どこかで聞いたことのある声…

「マライア・アトウッド…大尉。カラバの、非正規構成員だけど?」

<やっぱり大尉なんだな!>

声の主は、すこし興奮したみたいにそう言ってきた。あたしは、それだけで、彼が誰かを確信できた。

「アムロ・レイ!?やだ、嘘、久しぶり!」


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