過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/06/14(金) 23:14:13.48 ID:JGBQ+Wk30
「先日の情報分析のデータに目を通した。なかなか示唆に富んだ内容であったな」
分析、と言うのは…基地周辺の反連邦組織の活動報告をまとめて、傾向を示した程度のものだ。
データの内容はその程度だが、俺はティターンズへの皮肉たっぷりに考察しておいた。
『おたくらは役立たずなんじゃありませんか?』
と、暗にケンカを売ったつもりだったのだが。
「は、お目通しいただけましたか」
「ここまですっぱりと我らティターンズの力不足に言及するとは、いい度胸だ。この言いようはますます気に入った。
どうだ、あたしの部下になるというのは?」
「小官は、一軍人であります。上官の指示がなければ、一存で移籍を行えるものではないと考えております」
「なるほど…少佐の許可があれば、と言うことだな。考えておこう」
まったく、社交辞令でお断りしてるのが分からないのかよ!
「まぁ、それは良いとして。本題だ。表門に不審者を捉えた陸戦隊が到着している。貴様に受け入れを任せたい」
不審者、か。そういや、ちょっと前にそんな連絡が入ってたな。かわいそうに。ここへ着いたんじゃ、間違いなく、地獄、だ。
「了解しました。これより向かいます」
俺が返事をすると大尉殿は満足そうに
「頼んだぞ。食事は出すなよ。拘禁室にぶち込んでおくようにな」
と言って電話を切った。
あぁ、くそ、胸糞悪い!
俺は腰に差してあった拳銃の弾倉を覗き込んで状態を確認した。万が一のときには、やはり必要だ。
それから、飲みかけのコーヒーを一気に流し込んで、表門へと向かった。
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