過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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40: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/15(土) 23:19:46.80 ID:Ax9gx0y90


「おい」

「そうなんだ!すごい!私もニュータイプ!」

「ふふ。ティターンズや研究所の人間に追いかけ回されるから、こんな力持っていても良いことないかもしれないけど」

「おい」

「そんなことないって!これすごいね…練習すれば、もっといろいろ出来る様になるのかな?」

「聞け!!」

俺は思わず少し大きい声を出してしまった。ハンナとレオナがハッとした表情で俺をみやる。

 「あ、ごめん、マーク。なに?」

こいつは…。

「で、オーストラリアへ行く理由はなんなんだよ」

「あ、えーっとそれは…」

ハンナがレオナを見やった。

「恐らく、誰かが、ニケにそのイメージを伝えたんだと思う」

レオナがそう答えてくれる。

「それが敵でないって保証は?」

「敵意があれば、感じ取れるものなの。だいたいの場合は」

レオナは説明しにくそうに言う。まぁ、説明されても、分かるとは思えない。なのでハンナに

「お前の判断に任せるよ。信用できそうなのか?」

と投げてみる。するとハンナは

「うん。ニュータイプの感じるってはなんとなくわかった。大丈夫だと思うよ」

とすっかり仲が良くなったレオナに笑いかけてから言った。

 そうかい、それは何よりだ。

「それなら、ニュータイプに目覚めたハンナ少尉に、この街から船で逃げ出す方法を聞いてみたいんだがな?」

オーストラリアに行くと言ったところで、その目途は経っていない。集めた情報を生かせるアイデアが必要だ。

 するとハンナはアッと思い出したように口に手を当てて

「そうそう。お風呂で良い案が浮かんだんだ」

と、いつも俺をからかうのと同じ、いたずらっぽい笑顔を浮かべてそう言った。




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