過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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513: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/11(日) 12:29:16.79 ID:iPU4IZC90
ネジ止めしてあったので、ポーチからドライバーを取り出してその蓋を開けてみる。

 中から出てきたのは、下へ降りる階段とかではなくて、コンソールと、データ用のケーブルを接続する端子口だった。

 これって、もしかして…あたしは、持ってきていたコンピュータを取り出して、データケーブルをその端子口に差し込んだ。

コンピュータを起動させて、ケーブルの先の情報を確認する。これは、どこにつながっているの…?

 しばらくして、画面に文字が表示された。


<You need passwords for access to this database>


 パスワード、ね…わからないな、さすがに。でも…待って…ね。

あたしは、いったんその表示を消して、パスワードを要求してくるセキュリティのシステム自体の命令コードを確認する。

つらつらと表示されるコンピュータ言語のそのロジックを、あたしは見た覚えがあった。

これは…ソフィアを助けるために、あの旧軍工廠で、砲弾を遠隔爆破させるためのシステムを組み上げるために解析した、

ジオンのコンピュータのメインOSのとそっくりだ。だとしたら、さっきのセキュリティは…

 あたしはキーボード叩く。64進法の基本的な計算式と、共通情報言語で記述されてるこのシステムのロジックなら、
この命令文を送ってやれば…

 コマンドを入力し終えて、エンターキーを叩いた。ウィンドウが閉じて、しばらく画面から表示が消える。

処理中、の表示が出た次の瞬間、画面に表示されたのは、いくつかの選択肢の表示だった。

 マハル、リゾンデ、タイガーバウム、アキレス、ブリュタール、ウィルヘルムスハーフェン…

これって、サイド3のコロニーの名前だ…もしかして、これ、各サーバーに付けられた名前、ってこと?

あたしはその中のひとつを選んで中を見てみる。

 これは…当たりだ!そこには、無数のファイルが並んでいた。

ファイルのタイトルのいくつかには、「強化」や「NT試験」なんて文字列がある。間違いない…。

 あたしはコンピュータにデータディスクを差し込んで、サーバーの中身をコピーする。

処理の進行状況を示すバーがいっぱいになって、ディスクが吐き出された。一枚じゃ足りないみたい。

別のディスクを差し込んで、さらにコピーを続ける。

 結果的に、5枚のデータディスクが必要になった。これは、ちょっとすごい量だ…。

この下に、どれだけのパワーのあるサーバーが隠されているんだろう。

9年前の機材だって言うのに、これだけの情報量を保管しておけるなんて、さすが研究所の施設だけのことはあるね。

出来ることなら、サーバーごと持って帰ってあたしがためてる情報をみんなここに移してみたいな…

いや、どうでもいいか、別に。


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