過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/11(日) 18:48:18.21 ID:iPU4IZC90
病室って退屈だ。朝起きて、朝食とって、軽い運動して、お昼ご飯食べて、
ちょっとやすんでまた少しだけ体を動かして、夕飯食べて、シャワー浴びて、消灯。他にやることなんてない。
これならまだ、事務作業に忙殺されてた方がマシかもしれないな。
って話をしたら、ユリウスはカカカと高らかに笑った。
「まぁ、今は休んでおくのもあんたの仕事だ。ほら、面白そうな論文持ってきてやったから、これでも読んでな」
「わ!ありがと!」
ユリウスが紙袋に入ったファイルを山ほど持ってきてくれた。これでしばらくは暇をつぶせるし、勉強にもなるから、一石二鳥だ。
「で、体調は問題ないよな?」
「え?うん、すこぶる元気!昨日からこの子も良く動くし、もうじき始まるかもしれないよ」
「そっかそっか、まぁ、24時間体制であたしが見てるからな。それに関しては、心配しなくていい」
「産婦人科の医師免許なんて、持ってたっけ?」
「医師免許なんて、どれも同じだ。まぁ、任せとけ」
ユリウスはそう言って胸を張り、私の頭をポンポンと撫でた。まぁ、それでも、ユリウスは天才だ。
遺伝子研究が主な専攻だけど、外科手術からメンタルケアまで、どれをとっても業界の第一線で活躍する医者に引けを取らない。
私も医学の知識はあるけど、専門はもっとフィジカルな部分で、人体工学が専攻。
特に、脳波を利用した機器操作に力を入れている。
今年の頭に発表した論文がこの研究所の責任者であるドクターフラナガンに気に入ってもらえて、
それまで居た大学の研究室から抜擢された。
ドクターフラナガンの論文は幾つか読んだことがあったけど、
特に面白いのが感応現象と呼ばれる、いわゆるテレパシーの一種の研究を盛んにしていた点だった。
言葉だけ聞くと眉唾ものの怪しげなものでしかないんだけど、
中身を見ればそれがどれだけ有意義な研究であるかは、一目瞭然だった。
彼が目を付けたのは、いわゆる感応現象を引き起こす、と言われる人のDNAの分析だった。
彼の研究では、その遺伝子は本来、人がすでに備えているものであるらしいんだけど、
その感応現象を発現させる個体の遺伝子には、特定の組み合わせがある、とのことだった。
ここら辺は、私にはよく理解できなかったんだけど、
それは有機配列の中では感覚をつかさどる遺伝子がどうのこうの、ってことらしい。
まぁ、私にとって重要なのは、その感応現象が、機器操作にいったい、どれほどの影響力を与えることができるのか、だ。
もし、感応現象のことが子細に判明すれば、脳波で遠隔操作が出来る様な、作業用機械の開発なんてこともできるかもしれない。
この宇宙では、作業するだけで宇宙線にさらされる危険が付きまとう。
離れたところから、例えば作業用のモビルワーカーなんかを動かせたら、それってとてつもない安全につながるわけでしょ。
そうしたら、私みたいに、被ばくで卵細胞が死滅する、なんて、悲劇も、ぐんと少なくなるわけだし…ね。
ユリウスと話をしていたら、ふと、何か変な感覚があった。なんだろ、これ…なんだか、変にムズムズするよ?
それになんか…お尻のあたりが、汗っぽい、っていうか…
私は、それに気づいて、布団の中に手を入れて、自分の股ぐらを確認した。濡れてる…なんで?
ユリウスと話してたら、濡れちゃったの?
いや、確かに性格は男前だし、良い女だし、抱かれてもイイ!って思えるけど…そういうことじ、ないよね、これ…。
私の行動に疑問を持ったのか、ユリウスもそっと布団の中に腕を入れてきた。彼女の手が私の股間に伸びる。
あ、ちょっと、ユリウス…そんな大胆なこと…
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