過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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552: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/13(火) 20:11:24.85 ID:VbWE6aCM0
…待った。どういうこと?その、執行部会特別編成の研究班に、私は入れないってこと?

それも、栄転名目で、研究企画室、だなんて…。あんなところ、研究員のいる場所じゃない。

あそこは方々の研究室から上がってくる書類にサインするだけのただの事務職。

 これは…私は、研究を奪われた…?研究さえ、私は、奪われるの…?

大切なレオナすら、もう、私の手元にはいないって言うのに…

「…わかり、ました」

もう、そうとしか返事を出来なかった。私は、その後、どうやって部屋へ戻ったのかも、覚えていなかった。

気がついたら、部屋のベッドにいて、傍らには、殻になったウィスキーの瓶と、酸えたにおいを放つ吐しゃ物が床に広がっていた。

 ねぇ、レオナ。いったい、なにがどうなってるっていうの?あなた、無事よね?

ユリウスに守ってもらってるよね?

 私、どうしたらいいの…研究も、あなたもなしで、私は…私は…ここでなにをしていればいいの?

誰か、誰か教えてよ…ユリウス…早く、帰ってきて…。

 私は、明らかに自分の精神の異常を感じながら、それでも、

自分自身ではどうすることも出来ない喪失感を抱えて、ただただ、ベッドに身を委ねて泣き続けた。



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