過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/13(火) 20:12:58.69 ID:VbWE6aCM0
あまりの勢いで、正直、ショックとかそう言うのではなく、単純に驚いた。
「…な、なによ」
「ごめん、思った以上に口がゲロ臭かった」
こ、この女…それが同じ乙女に言うべきセリフ!?
と、内心憤慨しながら、それでも一応、口と鼻を手で覆って確かめてみる。あぁ、うわ、これは、臭う…
だからユリウス、ちょっとためらったんだ。私ならその時点でクッセー!って声あげてるよ。
ごめん、ユリウス、あんたが正しい。
それに、一度はちゃんとキスしてくれたあんたを、私は誇りに思うし、惚れ直した。
「歯磨きしてくるわ」
「そうしてくれ」
私はソファーから起き上がった。ユリウスが支えてくれる手のぬくもりが伝わってくる。
この感じが、やっぱりすごい安心するんだ。
それから私は念入りに歯を磨いて、さらに念入りに口をマウスウォッシュでゆすいだ。
それでもまだ、どことなくあの臭いが鼻につく。体か服にも着いているのか、
それとも、鼻の粘膜の方か、ただの気のせいかわからないけど、とりあえずシャワーに入るまではキスはやめておくことにした。
洗面所から戻ると、ユリウスが簡単な夕食の準備をしてくれていた。
私のことを考えて、なのだろう。良く煮込んだスープと、やわらかめのパンだった。
席について、スープを口に運ぶ。ユリウスが作った味がする。美味しい。
「しかし…上は何を考えてやがるんだ?」
不意に、ユリウスが言った。このタイミングで、私を研究から外したことを、言っているらしい。
「向こうにもいろいろ都合があるんじゃないの?ほら、資金のこととか」
そんなことを言いながら私も思索を走らせる。
あの技術は、宇宙空間での遠隔操作を目的としてるだけ。危険な場所で、より効率的に作業をするためのもの…
どうしてそれが、そんなに優先的な研究対象になるっているのか?何かほかに、重要な使い道があるというのだろうか?
「ジオンの、資金…」
ユリウスが呟いた言葉で私はハッとした。レオナの件と、同時進行なんだ、これは。
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