過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/14(水) 22:50:48.92 ID:p5dyD009o
「そんなこともできるの?あの力、って?」
「あぁ。向こうの棟の夜勤担当の連中が、そんな話をすることがある。
そのたんびに精神鑑定やらされるから、黙ってるやつも多いけど」
「じゃぁ、今のは本当に、レオナの声?」
「どうだろうな。あんた疲れてるし、だたの夢、ってこともあるかもしれない」
「なんだ」
「…あぁ、なぁ、明日、休み取ってレオナと出かけないか?
感応能力なら、レオナに聞くのが一番早いし、それに、あんたもたまにはレオナとゆっくり会え。
研究に必死なのも理解できるけど、一番大事なことを忘れんなよな」
ユリウスは、そう言ってくれた。私は、ユリウスの胸元に改めて顔をうずめる。あぁ、私、本当にこの人が好きだ。
こういう優しいところも、たまに厳しいところも、知的で、強くて、誰にも従うつもりはない気高いところとか、
あと、ほのかに香る匂いとか、そのほか、もろもろ。
「うん、ありがとう…ユリウスも一緒?」
「あたしを仲間外れにすんなよな」
「そんなつもりないよ。弁当でも作って、公園でのんびりしようか」
「うん、それがいいな」
「楽しみ」
「あぁ。だから、早く寝ろ。あたしももう、眠いんだ」
「うん。おやすみ、ユーリ」
「あぁ、おやすみ、アリス」
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