過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/14(水) 22:52:23.36 ID:p5dyD009o
「レオナ、今日は一緒にお出かけしようと思ってきたんだ」
私はレオナを体から離して、そう言った。でも、それを聞いてレオナは少し複雑な表情をする。
「うーん、そっかぁ…」
「どうしたの?」
「今日ね、友達と遊ぶ約束してたの」
レオナはモジモジとそんなことを言う。友達が、出来たんだね。それは、なんだかすごく嬉しい響きだった。
「友達って?」
ユリウスがレオナに尋ねる。
「グレミーくんと、レイラと、マリオン!」
「ふうん」
それを聞いて、ユリウスは宙に視線を走らせた。何かを考えている感じだ。
「そうだったんだ…急に来ちゃってごめんね」
「ううん、約束は今度にしてもらってくるよ!みんなとはいつでも遊べるし!」
レオナはそんな優しいことを言ってくれる。でも、気を遣わせてしまうのは、なんだ気乗りしないな。
「おやおや、これは、エビングハウス博士」
不意に、そう声がした。振り返ったらそこには、中年の作業着を着た男が立っていた。
「あぁ、モーゼス博士」
ユリウスは男の名を呼んだ。知り合いなの?
「アリス、紹介するよ。彼は、最近赴任してきた、クルスト・モーゼス博士。
感応能力研究室所属で、あたしとは違う班なんだけけど」
ユリウスは私に博士を紹介してくれる。私はとりあえず立ち上がって、モーゼス博士に手を差し出した。
「アリシア・パラッシュです。人間工学を専門にしています」
「ご丁寧に。クルスト・モーゼスです。
電子工学を専門にしてるんですが、なんの因果か、ここで世話になることになりましてね」
モーゼス博士は私の手を握った。見かけは横柄な人かと思ったけど、意外と紳士だな。
「モーゼス博士、アリシアは…」
「エビングハウス博士のアレ、ですな。噂はかねがね聞いております」
「あー、まぁ、そうなんだ」
ユリウスはなぜだか照れた。違う、ユリウス、ここは胸を張るところ!
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