過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
1- 20
567: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/14(水) 22:54:07.24 ID:p5dyD009o


 30分後、私達は研究所を出て、道路を挟んで反対側にある公園にいた。

「いくよー!ほいっ!」

テンッ

「グレミー、お願い」

「え?うわわっ!」

テンッ

「レイラ、いったよー!」

「ええ!」

テンッ

 子ども達は、芝生の上で、持って来たバドミントンで遊んでいる。

しかし、あれだな。こうしてみると、レオナが一番かわいいな。

いや、どの子もみんなかわいいんだけど、レオナだけはとびっきりにかわいいな、うん。

「アリス、よだれ垂れてるぞ?」

「ふぇ!?」

ユリウスの言葉に驚いて、私は思わず口元をこするけど、別にそんなもの出てはいなかった。謀られた!

「もう!」

ちょっと恥ずかしくて、ユリウスの肩口をひっぱたく。カカカと、彼女はいつものとおりに、笑った。

 「子どもは、いいですなぁ」

「お?大変だ、アリス、警察に電話しろ、ペドフィリアだ」

「い、いや!そう言う意味ではなく!」

ユリウス、モーゼス博士、明らかに年上だってのに…さすが、怖いもの知らず。

 「みんな、いろんなところから連れてこられたのかなぁ…」

私は、彼らを見て、そんなことが気になった。

だって、レオナは、私が産んだからいいけど、他の子は、親元から引き取られたりしているって話を聞いたことがある。

同じ施設内にいるのに、生活する部屋が別になったっていうだけで、私はあそこまで落ち込んだんだ。

他の子の親が、もしそんなことを感じていたらと思うと、気が気ではない。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
837Res/1090.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice