過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/02(月) 20:13:39.78 ID:KrMwBe1wo
気が付いたらあたしは、ベッドに横たわっていた。
起き上がろうとして体を起こしてみたら、ひどいめまいがして、座っているのもやっとなくらいだ。
しかたなくまた横になって、あたりを見渡す。ここは、シャトルの居住スペースだ。
あたし、死んじゃったりしてないよね?大丈夫だよね?
そんな心配をしてたら、ひょっこりとレオナが顔を出した。
「マライア!」
レオナはあたしが目を覚ましているのに気が付いて、フワッと宙を飛んでベッドに飛び込んできた。
「良かった…目を覚まさないから、心配してたんだよ…」
レオナは半べそになってそう言ってくる。
そっか、アムロのゼータの中で寝ちゃって、それから…どれくらい経ったんだろう?
「どれくらい寝てたの?」
あたしが聞くと、レオナは宙を見据えて
「んー、3、4時間くらい?」
「なんだ、ちょっとじゃん」
あたしが言ったらレオナはプウっと頬を膨らませて
「それでも!心配だったの!」
と怒った。もう。怒らなくたっていいじゃんか、こっちはヘトヘトだったんだから。
そんなやりとりをしてたら、エビングハウス博士も部屋にやってきた。
「あぁ、もう目が覚めたか」
博士はそんなことを言いながらあたしに近寄ってくる。その手には、注射器が握られていた。
「ふらつきがひどかったろ?ずいぶんと派手に能力を使ったみたいだったからな。
念のために、睡眠剤を打っといてやったんだ」
「睡眠剤?」
「あぁ、知らなかったか?能力の使い過ぎは、脳への負担が大きいんだ。回復のためには、睡眠が一番なんだよ」
博士はそう言って笑う。それから、あたしの腕を消毒して、注射器の針を刺した。
「これは中和剤。ふらつきがすこしはマシになるだろうが、正直、もう少し寝ててもらった方が良い」
「ありがとう、ございます」
あたしは、なんだかため息が出てしまった。そう言えば、エンジンの音が聞こえない。
どこかの港にでもいるのかな?それとも、アムロ達の船の中?
今、状況はどうなっているんだろう?マリは大丈夫かな?
なんだかいろいろと聞きたいことがいっぱいだ。待って、整理しよう…
とりあえず、安全かどうか、と、マリの容体だけでも聞いておかなきゃ、安心できない。
「今は、どこにいるの?」
「アムロさん達の船だよ。月へ送ってもらってるの」
レオナが答えてくれる。
「マリは、大丈夫?」
「うん。あの子は、もっと元気。ラウンジでルーカスとおしゃべりしながら、アイス食べてるよ」
アイスか…あたしも食べたいな…甘い物。まぁ、でも、とにかく、無事なら良かった。
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